2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

河村たかし議員(民主)の質問主意書

※南京事件についての政府見解を引き出した質問主意書の内容 先日コメント欄で Hawk さんからご紹介のあった、南京事件に関する政府の最新の見解、 政府は22日の閣議で、日中戦争中の南京大虐殺について「旧日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害または略…

南京事件否定派の考えてる「証拠」って…

うわっ、まだ続いてた、とちょっとびっくり。 しかしこの種の、明らかに秦郁彦の『南京事件』さえ読んでなさそうな否定論ビリーバーの方たちの書くことを読んでいると、なんか「もしある歴史的出来事が真実なら、どっかにそれを証明する一通の書類があるはず…

「百人斬り」で新資料(証言)

「思いて学ばざれば」さん経由で、「思考錯誤」掲示板でのレポートを拝見。さすがに秦郁彦氏は、ある種の人びととの間に明確な一線を引くだけのプライドのある人ですね。なぜいまごろ(正確には昨年ですが)という感じもしないでもないですが、好意的に解釈…

戦争犯罪についての開き直り/シニシズム

タイトルは、私の「「戦争だからそういうこともある」という論法について」というエントリをとりあげてくださった opemu さんの「「戦争だからしかたない」論について」というエントリへの、はてなブックマークにおける shin-ohara さんおよび SHIKAIKILYOU …

「戦争だからそういうこともある」という論法について

南京事件などの日本の戦争犯罪については、事実そのものは必ずしも否定せず、「戦争だからしかたない」「そういうこともあるのがあたりまえ」とするような免罪論も存在する。 そりゃたしかに戦争がなければ戦争犯罪もない。戦争なんてそんなもんだ、と言えば…

「南京事件はマボロシだ」ということを証明せよ、という要求は「悪魔の証明」の要求ではない

もちろん、「○○はなかった」という命題それ自体を直接証明することはできない。しかしながら、「○○はあった」と矛盾する命題を証明することができれば、当然「○○はなかった」という命題を証明することはできるのである。 つまり、南京攻略戦が始まる前は人口…