雑感

加速度的に「どうでもよい」度合いを高めておりますが…まあ、なにしろ相手が南京事件ホロコースト)否定論に正面切ってコミットする根性はないけど否定論を密かに応援しよう、という性根の人ですから不思議はないですが。

まぁあまり昔(といってもここ1年以内)のことを蒸し返すのもナニですが、ぼくの頭の中ではApemanさんは「also」「of course」を「まったく」と訳したり、「目の中のはり」の意味が分からなかったりしている面白い人、という認識だったので、単に「また面白いことを言ってるな」としか思いませんでした。

前者はともかく後者は自爆じゃないのかなぁ…。"of course"の件についてはすでにここに私の見解が書いてあります。私は"of course"という語句を見落としたのであってそれを「もちろんまったく」と訳したわけではないのですが、lovelovedogさんは「もちろん、と訳した」といいつづけているわけです。だとすれば私としてもlovelovedogさんが「誰が伝えたかさえわかれば、情報伝達の正確さはわかる」と主張している、といいつづけてまったく差し支えないでしょう。
さて後者ですが、これは私のこのエントリに対してlovelovedogさんがこう応えた…というはなしですね。私が知る限りlovelovedogさんは1世紀のギリシャ語についても1世紀のアラム語(例の文言はQ語録に属しているとされていますから、オリジナルはアラム語であると推定されます)についてもおできにならないと思うんですが、にもかかわらず不遜にも塚本虎二訳を「誤訳」と評するタイトルのエントリを書いた、という一件ですね。ギリシャ語もアラム語もできないんだから沈黙していればいいのに黙っていられなかったんですな。多分、ネットでちょこっと調べた結果「これは勝てる!」と思って口を出したんだと思いますが、いい歳した大人なんだから、和解若い人の見本になる行動をとってもらいたいもんです。「花銭」についてもオンライン辞書で調べてお茶を濁していましたが、現在オンラインで利用可能な辞書は紙媒体やCD-ROM(DVD)媒体で利用可能な辞書よりたいていしょぼいですからね。岩波文庫の『福音書』ってのはそれなりにポピュラーな(私がもってるのは2001年の第50刷)ものなんで、少し大きめの書店に足を運べば見つけることができたはずなんですが。レポートをネットからコピペする大学生というのがけっこう問題になってるみたいですから、いい年した大人は若者の模範になるよう、ネット上で見つかる福音書の翻訳をみるだけでなく、もうちょっと真面目に調べてから「誤訳」について語るべきでしょうね。正直言って、自分からこの問題を蒸し返したのには非常に驚きました。私のブログのコメント欄にこのひとのシンパがやって来てさんざん醜態を晒した顛末をご存じないのかな。"While you are collecting information on Japan, are there some members who understand special Japanese language?"問題を蒸し返されてよっぽど頭にきた、とか? いまだに"special Japanese language"っていったいなんのつもりだったのか、教えてくれないものなぁ。


そうそう、私にとってlovelovedogさんがどういう人であるかと言えば、99%の確率で1)ホロコーストはなかった、2)南京事件はなかった、3)「バターン死の行進」はなかった、と考えているひと、です。残り1%は「本人が表立ってそう認めてないから」という留保です。
10月21日追記:もうひとつ忘れてました。中国語がわからないと南京事件について語るのは難しいといい、ドイツ語やヘブライ語がわからないとホロコーストについて語るのは難しいと言っているのに、ギリシャ語もアラム語もわからないのに福音書については語ってしまえる人、とでもありますね。