「日本軍の戦死者に占める餓死者の割合」への追記

上のエントリで引用したコラムの末尾で秦郁彦が「つけくわえると、天皇を訴追しないという連合国の方針は東京裁判の開廷(46年5月)前に確定していた」と述べているのは、昭和天皇の発言が責任逃れのための粉飾ではないことを強調する目的ではないかと思われる。もちろん、現在われわれが手にしている知識に照らして考えるならその通りではある。しかし、『昭和天皇独白録』がつくられた46年3月、4月の時点で天皇及びその側近の主観にとって「訴追されない」ことが自明だったわけではなく、なにより『独白録』には英文版があるはずと予測し、みごと的中させたのは他ならぬ秦郁彦なのだから、またなにか別の思惑があったのかもしれない。


ブクマコメントより。

REV マトモなもの喰えば、そんなに病気にはならないかも。南方には、果物が生ってるよ。

ネタなのかマジなのか判断がつきにくいのであれなんだけど、真に受ける人がいても困ると思って一応。ニューギニアとかガダルカナルで戦った元将兵が「南方には、果物が生ってるよ」なんて聞かされたら激怒するでしょう。万の単位の集団が「果物」の採集で生きながらえようとしたらどれだけの面積(火山や珊瑚礁を除いて)が必要か…。


31日追記:ブクマコメントが追記されました(黒的九月さん、ご指摘ありがとうございます)。

「南方には、果物が生ってるよ。」と言われて送り込まれた部隊は悲惨な目にあった。/指摘を受けて誤解を招かぬよう追記。

ということで無事解決。