『ドキュメント ヴェトナム戦争全史』『十七歳の硫黄島』

小倉貞男、『ドキュメント ヴェトナム戦争全史』(岩波現代文庫)は買ってからかなりたつのだがなかなか読む順番が回ってこず、ここ数日の通勤時間を使ってようやく読了。1941年のヴェトミン結成から中越戦争、1978年の「第三次インドシナ戦争」までがカヴァーされており、大まかな流れをつかむには好適かと。ヴェトナム人の間でも周恩来への評価が高いのが印象に残った。

先日、30年前のドキュメンタリーの再放送を観たこともあっていまさらながら秋草鶴次、『十七歳の硫黄島』(文春新書)を買って読む。『硫黄島からの手紙』の描写が実に控えめであることがわかる。