元軍属の証言

土曜日の朝日新聞朝刊に掲載された「写真が語る戦争 読者所蔵写真」。43年1月から支那派遣軍総司令部に軍属として勤務した女性(80歳)の提供した写真のキャプション。

(…)敗戦後、女子軍属らは一番最初に帰国するよう手配された。上官は「南京で虐殺事件があった。仕返しの恐れがある」と説明したという。半谷さんは「そんなことがあったなんて、敗戦を迎えてはじめて聞かされました」と話す。

このように「南京で虐殺があった、と聞いた」というタイプの証言も少なくない。否定派は「伝聞だ」で片付けようとするわけだが、陸軍内でどのような認識がもたれていたかを示す証言としては意味があろう。河村たかし議員はこれを聞いてどう考えるのだろうか。