ポチ脱却の第一歩となるか

朝日新聞 asahi.com 2007年07月18日

日本政府は17日、戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC)への加入書を国連に寄託した。日本は10月にICCの105番目の加盟国となる。最大拠出国として全体の22%に当たる年約30億円程度を負担するほか、12月に行われる裁判官補欠選挙に斎賀富美子・人権担当大使が立候補し、人的貢献も目指す。
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 日本は98年の設立条約づくりの段階から積極的にかかわってきたが、国内法整備に手間取ったほか、未加盟の米国への配慮もあり加盟が遅れていた。今年4月、国会で加盟が承認され、ICCへの捜査協力や容疑者引き渡し手続きなどを定めた関連法が成立したことで、ようやく実現した。

いろいろぐずっていたようだが「最大拠出国として全体の22%に当たる年約30億円程度を負担」という太っ腹ぶりは素直に評価…していいんだろうな? いろいろ勘ぐりたくはなるけど。慰安婦決議に反対してた人たちは、どうせならアメリカがICCに未加入だ、ってところをつけばよかったのよ。RAAなんて持ち出して自爆するんでなしに。いつまでも南京事件従軍慰安婦のことを言われないようにするにはどうすればいいか…一つには、現にいまも各地で起きており今後も起きるであろう戦争犯罪に日本が率先してとりくめばいいんですよ。なによりもそれが「二度と同じようなことをくりかえさない」というメッセージになるでしょう。日本政府がダルフールでの虐殺に関して積極的にコミットしているというはなしは聞いたことがないけど、「中国様」に遠慮してるのかな?