雑感

池田信夫氏が“追い詰められると知的誠実さなどかなぐり捨てる”人物であることは、すでに慰安婦問題をめぐる主張の「なし崩し的変化」(十条さんのまとめ)によって明らかになっていたわけだが、今回も悲惨としか言いようがないふるまい。なんなんだろうなぁ、これ…。


まったくの別件だが、20年前ならいざ知らず、いまだに「ハーバーマスくさしておけばモノの分かった人間に見える」メソッドが有効だと思ってるのかなぁ。


再び別件だが、まさか「何かについて書かなかったことを根拠に論じる、というのは書くべき義務を負っている人には使えるけど一般人には適用できないでしょ、と思うのですが」などといったくだらない反論をしてくるとは思わなかなったなぁ…。こっちが言ってるのは「心の狭い学究が、発言のパフォーマティヴな効果など気にせずに書いている」とすれば発生するはずのない偏りがトピックの選択にはっきり表われている、ってことなんだが。例えば「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」のこういう活動についても当然スルーしてるわけだし。