『「ザ・レイプ・オブ・南京」を読む』


かつて出版直前までこぎつけながら結局出版されなかったアイリス・チャンThe Rape of Nanking の邦訳を出した出版社が同時に刊行したもの。広告を最初に見たときには訳注・解説付きで邦訳が出るのだと思って「著作権の相続人が同意したのかな?」と勘違いしたのだが、結局翻訳と訳注・解説とを別の本にしたわけだ。もっとも、私のように原書のペーパーバックをすでに買っている人間にとっては、こちらだけ買うという選択もありになるわけだが。
The Rape of Nanking についてはその内容もさることながら、その受容(ないし非受容)それ自体がむしろ大きな問題を提起しているということができ、年末年始の休みを利用してちょっと丁寧にとりあげていきたいところ。とりあえずお知らせまで。