ソンミ事件40周年

今年の3月16日はソンミ村での虐殺事件から40年目にあたり、現場の記念公園で追悼式典があったとのこと。

中日新聞 2008年3月16日
ソンミ村虐殺40年で追悼式 生存者、元米兵らが参加
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 式典には「一部の住民を救った」として知られる元米兵のローレンス・コルバーン氏(58)も参加し「残虐行為が行われたこの日のことを米国民は忘れてはならない」と強調した。
 事件当日にコルバーン氏らは、村の上空をヘリコプターで飛行中、米軍部隊が村民を機銃掃射で殺害しているのを目撃。操縦士だった故トンプソン准尉が独自の判断でヘリを米部隊の前に着陸させ、米兵でありながら米軍側に機関銃を向けて虐殺拡大を食い止めた。

故トンプソン准尉(同氏の死去についての「暗いニュースリンク」の記事はこちら)はオリヴァー・ストーンが製作中のソンミ事件についての映画の主人公になっているようだ。ビル・グッテンタグ監督の映画『南京』に出演したウッディ・ハレルソンも出演している。
なお朝日新聞の報道によれば、ヴェトナム帰還兵マイク・ベイム氏の呼びかけにより広島と長崎の被爆者4人が式典に出席したとのこと。ベイム氏によれば「ソンミも原爆も米軍による戦争被害の象徴」だから、とのこと。