素晴らし過ぎる PartII

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080813/p1

fuku33先生のオザケン批判エントリ(http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070623/1182580528 http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070702)ですか? 今回初めて真面目に拝読させて頂きましたが(以前に斜め読みだけはさせてもらっておりました)、そこでfuku33先生の仰りたいことにはとくに異論は御座いません。そこで「ポルポト」が表題になっている文脈も少なくとも自分は充分に理解できましたが(ただし文中では「ポルポト」という言葉は出てこない)、それでもポルポトという刺激的な単語が使われていることに不愉快を覚える方がいらっしゃるのだとすれば、それは確かに配慮されねばならないのかもしれません(ただし自分はfuku33先生では御座いませんので、これ以上はとくに申し上げることはありません) これでよろしいですかね?

非常にわかりやすいですね。「刺激的な単語」だそうです。君は「ホロコースト」が「刺激的な単語」だから「不愉快を覚える方がいらっしゃる」かもしれない、といって問題にしたんでしたっけ?

いや、だからアンタたちも「確かに言い過ぎだったかもしれない」と初めに認めればそれで済んだんじゃねえかな?

別に「言い過ぎ」だとは思ってないし、誰ひとり「言い過ぎ」であることを筋道立てて論じてくれたひとはいない(なにしろ「トリアージ批判」だと思ってたり「ホロコースト」は「例え」だと思ってたりするていたらく)んで。だいたい、hokusyuさんや私は「言い過ぎ」ただけなの? 「恐ろしい」とか言われた記憶があるんだけど? それよりも問題なのは・・・。

ただ以下のコメントを拝見するとfuku33先生御自身は「ウッカリ」とは思っておられないようですが・・・。

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080814/p1

(前注)実は本エントリの冒頭は2008-08-13■[メモ]素晴らし過ぎる!Apes! Not Monkeys! はてな別館 id:Apeman:20080813:p4 への応答になっていたのですが、id:fuku33先生からこういうブクマを頂きました。

2008年08月14日 fuku33 小沢健二, サヨク批判 自分は「安易に」「ポルポト」という言葉を使ったつもりはないです。 社会臨床雑誌第14巻第3号掲載小沢論文と他著作 をふまえなければ、拙批評と他の批評の比較は困難では?まさか読まれていない上での事ですか?
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080814/p1

御指摘の通り、当方は「社会臨床雑誌第14巻第3号掲載小沢論文と他著作」を参照せずに元々のエントリを書いておりますので、当該箇所を削除させて頂くこととします(最近の小沢さんがどういう類の発言を行っているかは知ってはいましたが) fuku33先生、甚だ軽率な振る舞いを行って大変に申し訳ありませんでした。

私が求めていたのも「分からない」「接点が見つからない」「場違い」云々から一歩踏み出した「対象あっての批評」にすぎないんですけどね! 君が「甚だ軽率な振る舞いを行なってしまったかもしれない」と初めに認めていたらそれで済んだんじゃないかな?
それにしても「社会臨床雑誌第14巻第3号掲載小沢論文と他著作」読め、って要求には直ちに頭を下げて、「衒学的な脅し」とか「オタクネタ」とか言わないのね。「新書一冊」の方がずっと入手しやすいと思うんだが。

別にウヨサヨや思想ではなくても、どんな共同体(地域社会でも、部活・サークルの類でも、学校でも職場でも)においても、一定の言説の枠やジャーゴンを共有することによる意思疎通というのはあるでしょうし、またそれを上手く読めないとしばしばKYということになってしまう。自分は「左」も所詮はギョーカイとして捉えていますから、zoppo03さんと同じくまあそんなもんだろうな、としかもう思いません。

この人が徹底してスルーしている問題の一つは、例の「ホロコーストについて言えば、「優生学はなぜ否定されねばならないのか?」という問題でしょうし」発言です。自分では「ホロコーストについて人並み以上に知ってる」という自負がにじみ出てますよね? まあひとことでいえば「恥じかかせやがって、この野郎」ってことでしょうか。私のブログに来たトラバをみるとエントリタイトルを改変したようですが、結局のところ「ポル・ポト」は「オタクネタ」でなくて「ホロコースト」は「オタクネタ」だという無根拠な判定に納得しちゃうひとって、なんなんだろうね。
さて、本日のクライマックスです。

正しくは「『渡部昇一』は『軽率』に見えるが、御本人は堂々と本気で発言しておられる」から「それを他人がとやかく言うことはできない」→もちろん、渡部さんのスタンスや当該発言そのものに対する批判は可能だろうが・・・としか言えないのでは?

正直に言って目を疑いました。いまでも半信半疑です。ひょっとして、hokusyuさんや私は「堂々と本気で発言」しているようにみえなかったから「とやかく」言われちゃったのでしょうか?

誰に向かって付けているコメントなのか不明だけど、安易に「それじゃ階級闘争だろ!」とか言い出したこっちも悪いのかもしれないが、Apemanさんは拙やzoppo03さんの書いた趣旨をかなり自分なりに勝手に捻じ曲げているよ。

「安易に」じゃなくて「階級闘争史観」の理解が間違ってる、ってはなしなんだけどな。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080805/p5#c

NakanishiB 2008/08/06 14:14
いやー、一ヶ月も休んでたのに反応がくるとは予想外でびっくりしました。「あいつら」のすることは悪意で「こちら側」のすることはうっかりや軽率というのは珍しくもない話ですが、そのときに拘られていることがらの具体性に「こちら側」と「あいつら」を分割する基準が現れてしまうわけですね。あの騒ぎでいみじくもそれがでてしまったわけですが。自らが持っている基準を相手に投影する無自覚さも蔓延していて、その無自覚さが自らの「偏向」のなさの確信に繋がると、それももうネタばれ気味のはずですがね…。やはり「確信」をゆるがせる事態は否認しているということでしょうか。