これはひょっとして捨て身のパフォーマンス?

「Apeman氏が反応しているので続き」と冒頭に書いてあるのに私の反論を100%スルーしてぜんぜん違うはなしを始めたのでビックリしたよ。

私はこのひとのことよく知らんのだけど、ふだんからこんな感じなのかな?
でもひょっとすると・・・・・・。

ある事件について、本当に何が起こったかを自分の力で確かめられる人間は常に少数です。それなのに、膨大な情報だけはネットで簡単に手に入る。そのなかで、左翼は自分に都合のよい情報をネットで集め、右翼も同じことをする。
(『リアルのゆくえ』、209ページ)

名詞をちょっと入れ替えるとこうなる。

ある批評家について、本当に何を主張しているかを自分の力で確かめられる人間は常に少数です。それなのに、膨大な情報だけはネットで簡単に手に入る。そのなかで、彼の批判者は自分に都合のよい情報をネットで集め、彼の支持者も同じことをする。

となると、そもそも東浩紀を「断固」支持すると明言する人物がネットで議論らしきもの(上述のように、また後述の通り議論にはなってないんだが)をしてみせるのはどういうことか。ネットで東浩紀について議論しても「意味がない」はずなのだ。東によれば、だけど。してみれば、崎山氏がやっているのは「ほら、俺は自分に都合のよい情報だけをネットで集めて島宇宙的オナニーをしてみせるぜ! どうだ! 議論なんて収束しないだろ? だから東は正しかったんだよ」と身をもって示すこと、なのだろうか。そう考えれば綺麗に腑に落ちるが。だって、東批判者がとっくに織り込み済みのこと(というのは認めていること、ではないが)をただ芸もなく繰り返しているだけで、名指しされたこのエントリのみならず東批判者の主張をまともに読んだ形跡がみられないから。