国連人権理事会、ガザ紛争についての報告書

【9月16日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)の調査団は15日、前年末から今年初めのイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での軍事作戦に関する報告書を公表した。報告書はイスラエルパレスチナ双方を「戦争犯罪」を行ったと糾弾しているが、特に、イスラエル側の過度な軍事行動を厳しく非難している。


 報告書は、イスラエルガザ地区への攻撃において国際人道法に違反したと批判。イスラエル軍のガザ侵攻へのきっかけとなったパレスチナ武装組織によるイスラエル南部へのロケット攻撃に関しても、戦争犯罪に相当し、「人道に対する罪」の可能性もあると指摘している。
(後略)

イスラエルハマスの反応は・・・

 イスラエル政府はただちに、報告書は「一方的な内容」だと非難する声明を出した。イスラエル外務省は、「わが国は国際法に完全に則った行動をとっている」とした上で、報告書が指摘する「軍の不正行為」を精査する方針を示した。


 ガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスHamas)も、報告書を「政治的で偏りがある」と非難している。
(後略)

国連人権理事会のプレスリリースはこちら。報告書全文はこちらにPDFファイルへのリンクがあります。。