放送予定

  • 2月17日 (木) 午後11:00〜11:50 NHK BS1 「ジェニンの心」

ヨルダン川西岸地区のジェニンでおもちゃの銃で遊んでいたパレスチナ人少年アフメッドがイスラエル兵に撃たれた。本物の銃を持っていると誤認されたのだ。この町では日常的に起きている出来事。しかし、このありふれた事件はマスコミに大きく取り上げられることとなる。アフメッドの父親が、脳死状態となった息子の臓器をイスラエル人に移植する決断をしたからだ。その波紋と結末を追う。ドイツ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞
(http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html#110217)

イスラエルパレスチナに住む民族も宗教も異なる音楽家たちによる合同コンサートツアーに密着したドキュメンタリー。
ツアーを企画したのは、フランス人の音楽プロデューサー。ユーゴ内戦で引き裂かれたサラエボセルビア人・クロアチア人・ボスニア人のミュージシャンによる合同コンサートをフランスで開催し、成功を収めた経験を持っている。「感情に訴える音楽は、戦争状態にある人びとが平和について考えるきっかけを作ることができる」という信念を胸に、イスラエルパレスチナに足を運び、さまざまなジャンルの音楽家たちを説得した。
その訪問から三ヶ月後、様々な背景を持つ90人のミュージシャンが、音楽を通じて互いを理解したいという期待を抱きフランス中を回る3週間のツアーに旅立った。
出だしは好調。しかし毎日行動をともにするにつれ次々と行き違いが生じメンバーは衝突する。そのたびにプロデューサーは、このツアーでは政治的にも宗教的にもニュートラルな立場を貫くのだと訴え、各グループに理解を求めて奔走する。
果たして音楽家たちは互いのことを理解できるのか、そしてツアーは無事に千秋楽を迎えることができるのか・・・。(後編につづく)
(http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100426.html)

お笑い芸人の宝庫、沖縄。その笑いには、全国区の芸人から失われた「反骨」がある。基地問題にするどいツッコミを入れる人気劇団「お笑い米軍基地」、そして、沖縄の言葉にこだわる芸人集団「笑築過激団」。骨太の芸人魂の原点が、“沖縄のチャップリン”とよばれた小那覇ブーテンだ。戦時中、軍人をからかいヒットラーを風刺した。沖縄戦直後は悲しむ人々を訪ね、歌と笑いで励ました。ブーテンの弟子、照屋林助は米軍統治下のコザで、基地やベトナム戦争をネタに破天荒なコミックソングを連発。沖縄人の心情を代弁した。この百年、沖縄は巨大な国家に翻弄されてきた。大日本帝国沖縄戦、米軍統治、そして基地問題の迷走でゆれる今に至るまで、人々はどんな思いで生きてきたのか。その本音や複雑な心情が、笑いの中から透けて見える。番組では、百年に及ぶ沖縄の笑いの“芸の記録”を収集、完全再現を含めて決定版ともいえる集大成を試みる。そして、豊かな芸能の伝統を受け継ぎながら沖縄人の心情を表現し続けてきた芸人たちの歩みをたどり、沖縄が歩んできた長くけわしい道のりを見つめなおす。
(http://www.nhk.or.jp/bs/hvsp/)

  • 2月26日 (土) 午前8時00分〜 BShi 「証言記録 兵士たちの戦争 東部ニューギニア 兵庫県篠山第170連隊〜」
  • 2月27日(日)午後9時00分〜9時49分 NHK総合 「シリーズ 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 「"熱狂”はこうして作られた」