NHK の「戦争証言プロジェクト」公式サイトに次のような告知が掲載されていました。
週刊ポスト「証言記録 兵士たちの戦争」関連記事について
週刊ポスト9月23日号に『NHK「人肉食った日本兵」証言に重大捏造疑惑』と題する記事が掲載されました。
これについて、NHKは9月7日、週刊ポストに対して謝罪と訂正を求める抗議文を送りました。
抗議文は以下の通りです。
平成23年9月6日
抗議文
貴誌は、9月23日号に掲載したNHKの「戦争証言プロジェクト」(以下、「当プロジェクト」といいます)に関する記事の見出しにおいて、『NHK「人肉食った日本兵」証言に重大捏造疑惑』と記し、また、表紙や新聞広告、インターネットにおいても同様の記載をしています。
しかしながら、当プロジェクトの番組もアーカイブスも、証言していただいた方の発言に基づいて編集し、捏造した事実は一切ありません。また当方は、貴誌からの取材に対し、指摘の箇所についても、「番組、アーカイブスともにご本人の証言に基づいている」と回答したにもかかわらず、「捏造疑惑」と題し、十分な裏付けのないまま記事を掲載しています。このことは、真実を追求するジャーナリズムの姿勢から大きくかけ離れていると言わざるを得ません。
今回の記事等は、視聴者に大きな誤解を与え、当プロジェクトとNHKの信用を著しく傷つけました。よって厳重に抗議するとともに、すみやかに文書による謝罪と訂正記事を掲載するよう強く求めます。
（http://www.nhk.or.jp/shogen/index.html）
『週刊ポスト』の当該号を立ち読みしてみると目次に櫻井よしこと小林よしのりが並んでいたりして着々と『SAPIO』化が進んどるなぁ……という印象でしたが、問題の記事も書き出しからして卑劣きわまりない代物でした。記事中で引用されているコメントの主の１人が八木秀次である、と書いておけばもう十分というものでしょう。とても金を払う気にはなれないので、図書館で閲覧ができればまた改めてとりあげるかもしれません。
