佐藤正久を情報源にしちゃう“メディア・リテラシー自慢”

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20151016/1444988517
産経新聞の勇ましい()「歴史戦」記事でも、申請の審査を担当するのがユネスコの国際諮問委員会(IAC)であることは明らかにされているわけです。ところがこのブログ主はなにを勘違いしたのか、「アジア太平洋地域ユネスコ記憶遺産委員会(MOWCAP)」のメンバー構成にケチをつけてます。しかもソースが佐藤正久! これが「当ブログとして本件の事実関係を徹底的に検証」した結果なんだそうです! 審査を行うのが IAC であることは極右アジビラたる『産経新聞』にすら書いてあるのに!
で、すでにブクマでも指摘した通り、IAC のメンバーに中国人、韓国人はただの一人も含まれていません。


まあこのブログ主は、かつて「ここで「百人斬り競争」の真贋論争をするつもりはさらさらない」と言っておきながら、戦犯として処刑された少尉の手記が真実を述べていることを無根拠に前提としたうえで、歴史修正主義的欲望をだだ漏れにしたヨタ記事を書いた前科があります。それがかれこれ10年近く前のこと。それ以降はアホらしいので時々ブコメつける程度で放置していた案件です。しかし滑稽なのは、本人は「メディア・リテラシー上級者」のつもりなんですよね。ブログを「メディアリテラシー」ないし「メディア・リテラシー」(表記が一貫してないので)で検索してみると分かりますが。でも本人が「メディア・リテラシー」を口にする時に限って、たいてい自分のウヨバイアスを露呈しているという、安っぽい芸風です。