魯迅と周作人

今日、2月27日の朝日新聞(大阪本社)朝刊「歴史を歩く」欄に「魯迅と周作人(中国) 近代化追った兄弟の明暗」と題するコラム(外岡秀俊編集委員)が掲載されている。周作人の不遇な晩年と、近年における再評価の兆しが紹介されているが、ちょうど先日、魯迅を主人公としたこまつ座の舞台「シャンハイムーン」のポスターを見かけたばかりだったので、この兄弟の「明暗」がひときわ気にかかった。戦争がなければ強いられることがなかった葛藤というのも、戦争被害の一類型として記憶されるべきであろう。