2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今度はここのコメント欄での、一知半解氏の発言より。 特に、笠原氏がP180〜182にかけて引用している鈴木特派員の証言は、山本七平が「私の中の日本軍(下)」のP308〜314において詳細な分析を加えており、信用するに値しないものであることを立証済みですが…
「百人斬り」とは直接関係ありませんが、ここのコメント欄での sirokaze氏の次のような発言は否定派からしばしば聞かされるものです。「南京問題小委員会」も言ってますね*1。 笠原氏は人口論でも、都市の範囲を広くしたり、時期を広くしたり、要は「その条…
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20081228/p1 aegis09 社会, 歴史 具体的に「70年代レベルの議論」が何を指すのか分からない、、、/「牲者数の推定すら困難になるのが大量殺戮の本質的(と言ってよい)特徴です」だからといって、…
デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房 以前のエントリ、「『「戦争」の心理学』(その1)」で指摘しておいたように、本書は徹底して兵士や警察官に寄り添った立場から書かれてい…
ここでコメントしている「一知半解」氏一人をどうこうするつもりもないのですが、典型的な振る舞いの一例ではあるし、ぼちぼちコメント欄も容量の限界に近づきそうなので、改めてエントリを立てておくことにします。 本題に入る前に、「一知半解」氏が初めて…
毎日新聞 2008年12月26日 「空幕長論文問題:「自覚不十分が原因」 防衛省報告書、幕引き優先」 防衛省は25日、政府見解に反する論文公表で更迭された田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長の問題に関する調査報告書を政府の防衛省改革会議に提出した。あい…
毎日新聞 2008年12月26日 「記者の目:母国語読めぬ「半面美人」の人生」(「まいまいクラブ」版はこちら) ◇忘れるな、重慶爆撃の悲惨−−不幸な過去、向き合う努力を ここ数年、戦時中の忘れられた爆撃ともいえる中国の重慶爆撃を追っている。重慶爆撃をご存…
毎日新聞 2008年12月9日 「記者の目:放置される精神病んだ被爆者」 「まいまいクラブ」にも同じ記事が転載されている。 太平洋戦争開戦から8日で67年が経過したが、いまだに戦争による心の傷に苦しみ続ける人たちがいる。厚生労働省は10月、旧軍人・軍…
相異なる戦争の覚え方が出会う機会は、これまでは少なかった。それが、第二次大戦の開戦と終戦から五〇年経った後、それを記念する集会が各国で行われると、それぞれの各国で戦争の記憶がいかに異なるかが浮上する。そしてお互いに歴史の「忘却」や「偽造」…
12月24日 朝日新聞 「A級戦犯15人、意見書の写し 「自衛戦」主張明らかに」 第2次世界大戦後、日本の戦争指導者らをさばいた極東国際軍事裁判(東京裁判)で、元首相の東条英機らA級戦犯15人が弁護団へあてた自筆の意見書の写しが、国立公文書館に保…
12月22日の朝日新聞は一面で、1965年に訪米した当時の佐藤栄作首相がマクナマラ国防長官(当時)に対して「(日中で)戦争になれば、米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と発言したことを示す外交文書を外務省が公開したことを伝えていた(…
はてなブックマーク asahi.com(朝日新聞社):旧麻生鉱業に外国人捕虜300人 厚労省公文書に記録 - 社会 麻生首相の責任って言っても、別に私財から補償金を拠出せよとか議員辞職せよってはなしじゃないでしょ? 他方、麻生鉱業なくして現在の麻生太郎の…
朝日新聞12月23日 「東京裁判判決から60年 冷静な史料研究続々」 これまで、裁判を肯定する「文明の裁き」論と、否定する「勝者の裁き」論が対立してきた。日本の植民地支配や侵略行為を正当化し、「東京裁判はあの戦争の責任を全(すべ)て日本に押し付けよ…
コメント欄で ni0615 さんから告知をいただきました。『南京の実相 国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』(水間政憲著、日新報道社)のベースとなった、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」、「南京問題小委員会」の「南京問題小委員会の調…
finalventの日記 「産経社説 【主張】南京大虐殺記念館 問題写真撤去を第一歩に - MSN産経ニュース」 産経新聞に抗議しないと、finalventさんが、ますますトンデモに引っかかっちゃいますよ。すでに、他分野でも引っかかっていると思われているし、ってか、…
は〜そうですか、という感想に尽きると言ってもよいのだが。 革命的非モテ同盟 「ヘイトスピーチは罪ではない」 「罪」というのが「犯罪」という意味なのだとすると、現在の日本において「ヘイトスピーチ」が「罪」でないのはその通りだし人権擁護法が(先の…
Yahoo!ニュース 「南京大虐殺記念館、信憑性乏しい写真3枚を撤去」 MSN産経ニュース 「南京大虐殺記念館、信憑性乏しい写真3枚を撤去」 南京大虐殺記念館、信憑性乏しい写真3枚を撤去 中国・南京市にある南京大虐殺記念館が、信憑(しんぴょう)性が乏し…
え〜、id:kingworld氏は、私が“toledさんの「講義行こうぜ」エントリは「祭」と評すべき事態を引き起こしてなかったし、また大勢が押しかけるような事態にならないことはエントリがアップされた時点で予見可能だった”と主張したところ、それを「現実には「祭…
南京事件や従軍「慰安婦」問題についての東浩紀の発言から派生するかたちで、ヘイトスピーチ(や南京事件否定論など)の法規制が議論されている。崎山伸夫氏もその一人(というか筆頭)であるわけだが、そもそも「権力」についての東浩紀の議論を念頭におく…
阿羅健一、『日中戦争はドイツが仕組んだ / 上海戦とドイツ軍事顧問団のナゾ』、小学館 戦前の日本を主体性のかけらもない無能国家として描く自虐史観本がまた一冊登場したようです。「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」にかんそうぶんが載ってます。 南京陥…
「Apeman氏が反応しているので続き」と冒頭に書いてあるのに私の反論を100%スルーしてぜんぜん違うはなしを始めたのでビックリしたよ。 崎山伸夫のBlog 「歴史認識問題じゃないんだよね」 私はこのひとのことよく知らんのだけど、ふだんからこんな感じなのか…
47 NEWS 「後援会員が「殺した」と告白 南京占領71周年で野中氏」 旧日本軍の中国・南京占領から71年になる13日、市民団体が「南京事件71周年集会」を東京都内で開き、野中広務元自民党幹事長が講演で、1971年に後援会の人たちと南京を訪れた際…
崎山伸夫のBlog 「今般の東浩紀の言説をめぐる騒動で断固として東氏を私は支持する」 C.だとすれば。ポストモダニズム系リベラルは、たとえその信条が私的にどれほど許し難かったとしても、南京大虐殺がなかったと断言するひとの声に耳を傾ける、少なくとも…
はてサには完璧に反論した。 はてサはバカなので反論に値しない。 そもそもはてサは読んでない。 これほどまでに見事に体現してくれるとは。さすが「ポストモダン系リベラル」だ。
先日のエントリのコメント欄にて上田亮さんから情報提供を頂いた件について、前後の文脈もあわせて改めてご紹介させて頂きます。 東浩紀・北田暁大(編)、『思想地図 Vol.1』、日本放送出版協会、2008年4月 問題の発言が含まれているのは「特集・日本」の「…
いや〜弱り目になるともうなんでも記事にされちゃうなぁ、という見本のような記事。はっきり言って、小泉の「社員もいろいろ」「心の問題」「〔どこが非戦闘地域か聞かれても〕分かるはずがない」発言に比べればどうでもいいことだと思いますが。 「漢字に続…
多分思想的にトンガッテルという自意識をお持ちの面々が揃いもそろってお決まりの題材(南京事件)をダシにしようとするとはなんたる想像力の欠如。本気でポストモダン的なテクスト論に依拠して○○は不可能とか言うんだったらさ、東京大空襲を否定してみせる…
『リアルのゆくえ』(210頁) で大塚英志は東浩紀にこう問いかけています。 南京虐殺があると思っているんだったら、知識人であるはずの東がなぜそこをスルーするわけ?知識人としてのあなたは、そのことに対するきちんとしたテキストの解釈や、事実の配列を…
なんというか、東流「ポストモダン系リベラル」を支持するメンタリティとして、二つの類型が浮かびあがってきたような感じですね。以下は「類型」の記述なので単純化かつ誇張してますが。 一つは「我こそは科学なり」的自意識を持った、ネット理系。偽ソーカ…
OAF 「そりゃ科学ったって信仰するしか無いわな。素人は。」 東は歴史学に関して素人だが、「知識人」なのだから南京事件の有無という「結果」について言えなくても、歴史資料等よりテクストのレベルで検証しうるのではないか、と言っているように見える…