2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

右派ジャーナリストにみる「逆転可能性感覚の欠如」

ステージ風発 「在米中国系反日団体、日本の糾弾を続ける――「日本軍は民間人3千万を殺した」 2007年夏にアメリカ下院が日本を糾弾する慰安婦決議を採択するまでの過程ではマイク・ホンダ議員の影で「世界抗日戦争史実維護連合会」という組織が決定的な…

秩序の生態学モデル

内藤朝雄、『いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか』、講談社現代新書 本書で直接取り扱われているのは学校におけるいじめだが、著者自身「はじめに」で「いじめは、学校の生徒たちだけの問題ではない」とし「普遍的な現象としてのいじめに取り組む」(強調…

余波

西松建設の違法献金問題が意外な副産物をもたらしたようです。 毎日jp 2009年6月26日 「中国人強制連行訴訟:西松建設、元労働者側と協議開始 全面解決目指す」(魚拓) 戦時中に広島と新潟の建設現場に強制連行されて重労働を強いられたとして、中国人男性…

『諸君!』休刊の舞台裏

掲示板で monroさんからご教示いただいた件です。毎日新聞の連載「アメリカよ・新日本論」の第4部が先日始まったのですが、その中で『諸君!』の休刊にも触れています。 保守系月刊誌「諸君!」の休刊は2月26日、文芸春秋の臨時役員会で決まった。惜しむ…

コメント削除されてた

「日本人も「見世物」だった!ー判明したNHK捏造「人間動物園」の真実 (付:6・20NHK包囲デモの呼び掛け)」 同魚拓 だけどトラックバックは二つとも残ってるんだよな。「逆転可能性感覚の欠如」(笑)した安倍元首相の活躍についてのミエミエの改変…

そもそも理解できないのは・・・

例えばこの記事。 「いまだに続く台湾番組への抗議 NHKは亡国のメディアか?」 あの番組が「日本の親台湾世論に冷水をかけた」ってのがさっぱり理解できないんだよね。つまりあの番組を見ると「台湾が嫌いになる」日本人がいるってこと? だけどそれって…

「実践的なナラトロジー」について

http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/20090603/p1「実践的なナラトロジー」に対する関心は必要だろう、ということ自体については異議はないんですが。例えば私は捕虜の殺害をめぐる議論の焦点を「違法性/合法性」ではなく、「無抵抗の(しかもしばしば後ろ手に…

「“集団自決” 戦後64年の告白〜沖縄・渡嘉敷島〜」

NHK総合 6月22日(月)午後10:45〜午後11:30 沖縄 慰霊の日特番「“集団自決” 戦後64年の告白〜沖縄・渡嘉敷島〜」 1945年、沖縄戦の“集団自決”で300人以上が犠牲となった渡嘉敷島。そのとき家族の命を奪ってしまった男性が語り始めた。現在82歳、…

イベント紹介「憲法カフェ」

http://d.hatena.ne.jp/kenpou-cafe/20090612 6月26日(金) 19:00〜 『アジアの“一等国”』に対する右派のクレームを受けて、「何が争点になっているのか、メディアやドキュメンタリーを取り巻く日本社会の問題などを考えたい」という趣旨のイベントとのこ…

(放送予定)「ポル・ポト政権 大量虐殺の真相」

BS20周年選 「シリーズ 20世紀 負の遺産を越えて」より 6月23日 火曜深夜[水曜午前] 0:10〜1:00 「ポル・ポト政権 大量虐殺の真相 〜元幹部・兵士たちの証言〜 前編」 6月24日 水曜深夜[木曜午前] 0:10〜1:00 「ポル・ポト政権 大量虐殺の真相 〜元幹部…

「話が違う」? たしかに・・・

ni0615 さんからの情報提供です。 「台湾は日本の生命線!」というブログによれば、第2回の「公共放送のあり方を考える議員の会」総会において安倍元首相と総務省・流通行政局長の間に次のようなやりとりがあったそうです。 そこで安倍氏は「NHKは柯徳三…

「戻った捕虜 過酷な運命」

朝日新聞夕刊の連載、「ノモンハンの記憶 「事件」から70年」、12日(金曜日)掲載の第5回「戻った捕虜 過酷な運命」。 公刊戦史によれば停戦後に2回捕虜交換が行なわれ、日本には204名が戻ったとされている、とのことである。 モンゴル東部、スンベル村の郷…

『近衛文麿』

筒井清忠、『近衛文麿 教養主義的ポピュリストの悲劇』、岩波現代文庫 どのような観点から近衛の生涯に迫ろうとしたかはサブタイトルが的確に物語っている。「勇気、決断、責任感の欠除」という一般的なイメージが妥当するところもあることを認めつつ、著者…

「検証 昭和報道」

朝日新聞夕刊に連載されている「検証 昭和報道」は昨日(12日)から「神がかりへの道」の章へ。「陸軍パンフレット」事件から美濃部達吉に対する非難キャンペーンの開始まで。

念為

Sigma 南京事件肯定論者こそ資料を見せても無駄、とか思ってただけに、否定論者にもこの手の人がいるんだなぁ、と、がっくり /幕府山他の捕虜虐殺と、南京市内の市民虐殺をごっちゃにしてる人、いないよね? 2009/06/11 (http://b.hatena.ne.jp/entry/http:…

「動員」という強迫観念

とりあえず一番悪質な例として次のエントリをあげておくけど、他にもいろいろおられた「面と向かってコミットメントをもとめられたわけでもないのにことさら関心をもてないなんて言うなよ」がコミットメントの強要であると思う人々へ。 http://d.hatena.ne.j…

ホロコースト記念館銃撃事件への Glenn Beck のコメント

YOMIURI ONLINE 2009年6月11日 「米ホロコースト博物館警備員、白人至上主義者に撃たれ死亡」 【ワシントン=黒瀬悦成】ワシントン市内のホロコースト博物館で10日午後(日本時間11日未明)、銃を持った男が侵入し警備員に発砲した。 警備員は病院に運ば…

「孤立の壕 散るビール瓶」

今年はノモンハン事件70周年にあたります。昨日(8日)から朝日新聞夕刊に「ノモンハンの記憶 「事件」から70年」という連載が始まり、第一回は「孤立の壕 散るビール瓶」と題して激戦地フイ高地を訪れた調査団(見出しは調査団が発見したビール瓶やサイダー…

南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由

よく“南京事件が史実なら証拠になる資料を提示すればすむことじゃないか”と気軽に言って下さる方がいるわけですが、そういう人々は南京事件否定論者(あるいは一般に歴史修正主義者)がどんな人間であるかを知らないんですね。 http://b.hatena.ne.jp/entry/…

「戦争を着た時代」

NHK教育 2009年 6月 7日(日)午後10:00〜午後11:00 ETV特集「戦争を着た時代」 戦艦、戦車、戦闘機、肉弾三勇士に満州国旗。戦争をモチーフに描いた着物「戦争柄」は、日清戦争から日中戦争の時代に流行した。男性用の羽裏や襦袢(じゅばん)、男児の日…

「800人だろうが5000人だろうが同じこと。事実は事実。」

数々の映像からも、あの日、軍による虐殺があったのは確かなこと。 800人だろうが5000人だろうが同じこと。事実は事実。そこから目をそむけるな! (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090207/p1#c1244128284) これ、ネタじゃないんだよね? だったらそれは南京…

1989年

多分この年ほど長時間テレビにかじりついたことはなかったんじゃないだろうか、と思う。 ところでこれは邦訳も出版の予定があるのだろうか?

ノアム・ハユット氏報告会

Arisanさんが紹介しておられたことですが、土井敏邦監督のドキュメンタリー『沈黙を破る』の出演者の一人で、イスラエルのNGO「沈黙を破る Breaking the Silence」のメンバーでもあるノアム・ハユット氏(元イスラエル軍将校)が来日し、昨日6月1日*1に十三…

求む「為にする議論が目的の人につける薬」

昨日の続きです。 こういうサイトを運営しているといろいろと「質問」をコメントされる方がおられるわけですが、そういう人が「新たに興味をもったばかりで、手がかりをもとめてたまたまここにたどり着いた」のか、それともあわよくば揚げ足でもとってやろう…

元米兵捕虜団体への親書の件(追記あり)

「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」(以下ADBC)に対し藤崎駐米大使が昨年12月、今年2月の二度にわたって親書を送り、「バターン死の行進」に関して「謝罪」した、と日経新聞がひっそり報じていたことを碧猫さん経由で知ったのですが、情報が極めて限…