2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

放送予定:「自衛隊の闇 不正を暴いた現役自衛官」

今晩深夜に放送の NNNドキュメント'14 は55分枠で「自衛隊の闇 不正を暴いた現役自衛官」というタイトルです。 所属する組織の不正を知ってしまった男が、正義の遂行のため立ち上がった。いじめによる隊員の自殺で自衛隊の責任が問われている裁判。かつて訴…

「河野談話さえ葬り去れば大勝利」脳の恐怖

河野談話発表に至るまでの日本政府による調査が不十分なものでしかなかったことは、私などもかねてから指摘してきたことです(例えばこれ)。そしてその後の研究者や市民団体による調査は河野談話の根拠を揺るがすどころか、より確かなものとしてきました。 …

アメリカとの戦争すら忘れているのでは?

この社会のアジア太平洋戦争についての記憶が対米戦のそれに偏していることはたびたびこのブログで話題にしてきましたが、どうもいまの日本の右派は「日本がアメリカと戦争した」ことすら忘れているのではないか、と思えてきました。 ウォール・ストリート・…

『戦史叢書』の「バターン死の行進」免罪論

以前に戦史叢書シリーズの『比島攻略作戦』の巻を古書店で入手していたので(函なし、付属地図なしだと安く買えるもので)、そこでは「バターン死の行進」についてどのような弁明がはかられていたかをざっとご紹介しておきます。 第8章「バタアン半島の攻略…

さてでは笹幸恵氏はなにを「意図」したのか?(旧ブログから転載)

(06年2月22日に旧ブログにアップした記事。ゆうさんの記事に触発されて転載しておくことにしました。当時の文脈に依存した部分もありますが、あえて補足などはしておりません。) 笹幸恵、「「バターン死の行進」女一人で踏破」、『文藝春秋』、2005年12月…

「歴史家」の大安売り

「米歴史家が 慰安婦=性奴隷宣伝の嘘を告発『これは歴史に対する冒涜です!』」という動画を見かけたので「こもりんお気に入りのケヴィン・ドークみたいな奴を見つけてきたのかな?」と思って調べてみたんですが……。こんな人だそうです。 マックス・フォン・…

予想のつかなかったようなことはなに一つ起きていない

年末以来、日本の極右勢力による“日本を貶める”ためのキャンペーンが奏功しているわけですが、予見可能なことばっかりでしたよね*1。それもすべて、歴史修正主義を「過激な主張」などと誤摩化して看過してきたからです。あずまんが朝日新聞に対して「多くの…

放送予定(追記あり)

コメント欄にて Teru さんも言及されていますが、ETV特集で戦争関連のものが2本予定されています。 2014年2月8日(土) 午後11時00分〜 「戦時徴用船〜知られざる民間商船の悲劇〜」 2014年3月15日(土) 午後11時00分〜 「戦傷病者の長い戦後」 「戦時徴用…

アングレームBD祭代表の発言

幸福の科学をスポンサーにした「論破プロジェクト」がフランスでやらかした件について。 http://www.charentelibre.fr/2014/01/31/croix-gammees-et-revisionnisme-un-stand-japonais-ferme,1877835.php 上記記事でBD祭代表の発言が引用されていますので、ざ…

「戦場から人が消える」

日経新聞の「リアルの逆襲」と題するコラム枠で1月6日に無人機がとりあげられていました。 「戦場から人が消える ロボット3原則遠く」 初めての爆撃の日。ブライアントは標的にレーザーを当て、 相方がミサイル発射ボタンを押した。2人の即死を映像で確…