2021-01-01から1年間の記事一覧
「12月8日」以降もポツポツと放映されている戦争関連番組をチェックしていたら、「戦争体験の継承」をテーマにした番組に2つ出会いました。 www.ntv.co.jp www.nhk.jp 後者は今月始めに四国エリアで放送されたものが少し遅れて関西エリアでも放送されたもの…
今年は“太平洋戦争80年”ということで例年よりも冬の戦争関連番組が多かったように感じます。今年が同時に満洲事変90年の年でもあることはほとんど無視されていること、12月8日にはスポットがあたっても12月13日はスルーされていること、そして日本軍による加…
先日、11月14日に NHK 総合の「目撃!にっぽん」枠で放送された「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」を録画して視聴しました。 www.nhk.jp まだ存命の妻へのインタビューや帰国の翌年に録音された横井さんの証言を軸とした構成。 タイトル 証言から、軍の上層…
8月に(だけ)アジア・太平洋戦争をとりあげた番組や記事が増える現象を「8月ジャーナリズム」といいますが、今年は8月が過ぎてから発表された興味深いコンテンツも有りました。 一つは「withnews」で連載された「101歳からの手紙~満州事変と満州国~」です…
2021年10月3日(日)深夜(4日未明)のNNNドキュメント'21は牛島満中将のお孫さんをとりあげる回とのことです。 NNNドキュメント|日本テレビ
digital.asahi.com (アーカイブ) 「7月7日」や「12月13日」とともに日本のメディアでは軽視されている「9月18日」ですが、今年は90周年ということもあってか『朝日新聞』が社説で取り上げています。そのこと自体は評価したいと思いますが、内容はといえば……
オリンピック中継に埋もれつつ、この夏もNHKを中心にアジア・太平洋戦争関連の番組がいくつか放送され、一部をのぞいて録画・視聴しました。あいかわらず被害体験中心の番組が大半でしたが、そのなかでも「“玉砕”の島を生きて〜テニアン島 日本人移民の記録…
先週、プロ野球中継を見ようとサンテレビ(兵庫ローカルのU局)にチャンネルを合わせると野球中継の前のニュース番組「NEWS×情報 キャッチ+」で翌週の特集について予告しているのが目にとまりました。現在の神戸市立王子動物園の前進、諏訪山動物園で行われ…
「八月ジャーナリズム」という言葉がありますが、月刊誌『世界』(岩波書店)の8月号は普段よりもアジア太平洋戦争に多くのページを割いていました。 まずは倉沢愛子さんの「それは日本軍の人体実験だったのか? インドネシア破傷風ワクチン“謀略”事件の謎」…
digital.asahi.com (アーカイブ) この問題について最初に書いた記事がこちらになります。もう12年前ですね。それ意向、4回ほどとりあげています。 「黒い雨」の範囲に関して新説 - Apeman’s diary 「黒い雨」に関する調査資料の存在、明らかに - Apeman’s …
BBC NEWS のサイトに日本統治下の台湾で連合軍の捕虜を収容していた収容書に関する記事が掲載されています。 www.bbc.com www.bbc.com 在台湾のカナダ人歴史家マイケル・ハースト氏が20年かけてすべての収容所の位置を特定。公文書、戦犯裁判の記録、元捕虜…
『帝銀事件と日本の秘密戦』(新日本出版社)の著者、山田朗さんによる同名のオンライン講演会が開催されます。 www.meiji.ac.jp ふつうであれば首都圏で開催されたであろう講演会を上京せずとも視聴できるのは、コロナ禍のせめてもの救いといったところでし…
昨年は(いまも、ですが)図書館の利用も制約を受けたのでチェックするのが遅れていたのですが、『世界』(岩波書店)の2019年8月号から始まっていた佐藤純氏(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)の連載「慰安婦がいた時代――新資料とともに改めてた…
新宿の国立感染症研究所の敷地内(陸軍軍医学校跡地) から多数の人骨が発見されたことをきっかけに活動を始めた「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」が「むさしの科学と戦争研究会」とともに主催する講演会の情報です。 イベント開催!〓人骨…
『歴史評論』(歴史科学評議会)の2021年5月号が「ひとびとの歴史意識に向き合い、疑問に答える」と題する特集を組んでいます。歴史科学評議会はラムザイヤーの日本軍「慰安婦」問題否定論を批判した「新たな装いで現れた日本軍「慰安婦」否定論を批判する日…
4月29日に天皇制に関する wam セミナーが開催されます。講師は「大元帥」としての昭和天皇に関する研究の第一人者、山田朗さんです。 wam-peace.org
『産経新聞』が大喜びで紹介したマーク・ラムザイヤーの「太平洋戦争における性行為契約」。しかしこれが根拠のない主張や引用文献の恣意的な利用、先行研究の無視といった手続き上の問題点を多数抱えていると批判されていることは皆さんご存知のことでしょ…
2日ほど遅れてしまいましたが、東京大空襲に関連した新聞記事で目に止まったものを備忘も兼ねてご紹介いたします。 -朝日新聞DIGITAL 2021年2月23日 「(私の視点)空襲被害者への援護 国会は「受忍論」と決別を 中山武敏」(archive) 東京大空襲訴訟原告の…
-小林太郎(笠原十九司、吉田裕編・解説)『中国戦線、ある日本人兵士の日記 1937年8月〜1939年8月 侵略と加害の日常』、新日本出版社、2021年2月 bit.ly 2015年10月4日号の『しんぶん赤旗 日曜版』に「遺族が公開 虐殺生々しく 上等兵の日誌」と出して報じ…
従来の歴史修正主義者の主張と比べて新味があるわけではなく、ただただ「ハーバード大教授」という肩書で右派の大きな期待を集めているラムザイヤーについて、Fight For Justice のオンライン・セミナーが開催されます。 fightforjustice.info
-沖縄タイムス 2021年1月7日 旧日本軍の司令部に「慰安婦」 沖縄大学の研究員、裏付ける資料を新たに発見 第32軍司令部の留守名簿に軍「慰安婦」と見られる女性が「特殊軍属」として記載されていたことが明らかになった、という今年はじめのニュースです。ち…