「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」

先日、11月14日に NHK 総合の「目撃!にっぽん」枠で放送された「遺された声〜横井庄一の“戦争”〜」を録画して視聴しました。

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まだ存命の妻へのインタビューや帰国の翌年に録音された横井さんの証言を軸とした構成。

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タイトル

証言から、軍の上層部にとって自分の存在は都合が悪いと横井さんが考えていたことがわかります。

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参謀は終戦前に脱出

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「わしが出てきて困る人」

当初、グアム戦について積極的に証言するつもりだった横井さんが口を閉ざすようになった横井さん。

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「戦争の後始末」

その横井さんが口を閉ざすようになった経緯について、当時取材にあたった中日新聞の元記者が証言。横井さんが「民兵を射殺した」と証言したのです。

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民兵射殺の証言

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当時の紙面

しかしこの証言が報道されると横井さんは発言を翻します。県の援護課が介入した可能性を否定できません。

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発言撤回

元記者は当時の自分の取材姿勢を振り返り、踏み込んで話を聞かなかったことを後悔しています。

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「もっとしっかり報道しろ」

研究者も、当時の日本社会に横井さんの戦争体験に関心を向けるような意識がなかったことを指摘していました。

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「聞きたくなかった」

厚生省援護局による聞き取り記録の開示を求めると、民兵を射殺した時期に当たる部分は黒塗りでした。

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横井庄一に関する記録」

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黒塗り

日本社会が横井さんの体験に対して持続的に関心を向けなかったことが沈黙の背景出会った、と伺わせる証言をしています。

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「サッと消えちゃう」

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「人を信用するという気がなくなった」

横井さんが帰国した時、私はまだ小学生でしたが、メディアが大騒ぎしていたことは記憶にあります(多くの小学生が「恥ずかしながら……」を真似したものでした)。しかし「その後」についてはほとんど知る機会がありませんでした。日曜日の早朝という見逃しがちな放送をたまたま見つけることができて幸運でした。