2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「兵士たちの悪夢」ほか

今日の午後7時から NHK BShi でハイビジョン特集「兵士たちの悪夢」が放映されます。 イラク帰還兵に広がるPTSD(心的外傷後ストレス障害)。兵士の心に何が起きているのか。第一次大戦以降の「軍事心理学」の研究史をひもときながら、その闇に迫る。 (h…

日赤の「戦地報告」資料、公開

今朝の朝日新聞朝刊が報じているニュース。戦時中に日赤の救護班が残した「業務報告書」約200冊が日赤本社に保管されており、このたび初めて外部に公開された、とのこと。上のエントリで言及した「松井文書」もそうだが、まだまだ発掘を待つ資料は多い、とい…

『昭和天皇・マッカーサー会見』

豊下楢彦、『昭和天皇・マッカーサー会見』、岩波現代文庫 昭和天皇とマッカーサーの会見における天皇の発言(およびマッカーサーの反応)はいくつかのルートで“公表”されたが、その内容にはいくつかの齟齬がある。本書の第1章と第2章は『マッカーサー回想記…

沖縄戦「集団自決」訴訟第二回口頭弁論

被告側の支援団体は「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判」と呼称し原告の支援団体は「沖縄集団自決冤罪訴訟」と呼称している裁判の控訴審、第二回口頭弁論が来る9月9日に行なわれますが、大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会は同日午後6時30分から報告…

いやそれはこっちのセリフなんだけど・・・PartII

というのは http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080828/p1 のエントリタイトルのこと、ね。 ホロコーストオタクの方々があまりにしつこいもので、「もうこのコピペで勘弁して」「学問的に厳密な論争がしたいならあっちに行ってください」と安易に書いたのは確か…

『不許可写真』

草森 紳一、『不許可写真』、文春新書 戦時中に検閲で「不許可」とされた報道写真についての新書が発売されていました。私は毎日新聞社の不許可写真集を図書館で借りて閲覧したことがあり、また不許可写真を含む戦争報道の写真集を古書店で手に入れてもいっ…

いやそれはこっちのセリフなんだけど・・・(追記あり)

http://d.hatena.ne.jp/zoppo03/20080826 とか、そのほか、ね。 まずもってなんで「タグ」がことさら問題になるのか理解できない。過去に遡ると5月24日の時点ですでにこんなのがあるわけで(強調は引用者)。 ご自分でも何が言いたいのか実はよく分かってお…

「解く 蒋介石日記」(追記あり)

今年の7月にスタンフォード大が公開した蒋介石の日記(46年〜55年)をもとに、朝日新聞が明日27日から全14回で「解く 蒋介石日記」を連載するとのこと。26日朝刊では「蒋介石 素顔の日記」と題しそのさわりを紹介している。 松井石根が処刑された翌日の48年1…

07年「心に刻む集会」報告集

南京事件から70年目に当たる昨年、野中広務・元衆院議員、吉田裕・一橋大教授や張連紅・南京師範大学教授、生存者の一人で東中野修道に対する損害賠償請求訴訟に勝利した夏淑琴さんらを招いて大阪で行なわれたイベントの報告集冊子が完成したとのことで、私…

BBC制作「アウシュビッツ」(全5回)放映ほか(追記あり)

NHK BShi で23日(土)の午後0時〜1時30分、24日(日)の午後0時〜2時15分のスケジュールで、イギリスBBC制作のドキュメンタリー「アウシュビッツ」(全5回)が放映されます。 また8月27日(水)の午後10時から、NHK総合で「その時 歴史が動いた 模擬原爆パ…

それはもう私(ら)とは関係のないはなしになってます(意図派vs機能派)

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080817/1218965606 「トリアージとナチズムが比較できるものなのか」という点で。 私はトリアージというのはウィキペディアの記載されている以上はわからない。その程度の知識。 ここでいうナチズムはホロコーストのこと…

その論法はブーメラン

先日NHK生活人新書の『日本人はなぜ謝りつづけるのか』をとりあげたエントリのコメント欄で自信満々に「とっくに直っている」と宣言したものの、実はまだ書名を間違えたまま*1の猫猫先生。当該エントリでは書名が「バカ新書」みたいで「ちょっとかわいそうで…

「『人体の不思議展』のふしぎ」(『週刊金曜日』)

○○展つながり・・・というわけではありませんが、『週刊金曜日』が「人体の不思議展」(「新・人体の不思議展」)にまつわる疑惑をとりあげた一連の記事をはてなダイアリーで公開しています(「『人体の不思議展』のふしぎ」)。ご存知の方もおられると思います…

語るに落ちちゃった人々

sayok氏以外にも続々と・・・。(1)http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080819/p1 「理解する気がない」わけですから当然理解してないわけですね。したがって よーし、○○の事件について何か書いちゃうぞ〜 (この事件について述べつつ、対抗言論を思いっきりDisっち…

「戦時中の動物園」展(追記あり)

先日朝日新聞の記事を紹介した大阪・天王寺動物園の「戦時中の動物園」展に行ってまいりました。場所は入り口をはいって直進したところにあるレクチャールーム。天王寺動物園に行ったことのあるひとなら写真で見当がつくかと思います。 ぶっちゃけて言えば(…

「押収阿片の処分に関する件」

昨日NHKで放映された「調査報告 日本軍と阿片」で紹介された資料の一部は「アジア歴史史料センター」でも閲覧することができる。例えばリファレンスコードC04120621600の「押収阿片の処分に関する件」(1938年10月)。当時の北支那方面軍司令官寺内寿一から…

コメント転載

Wallersteinさんのところで投稿したコメントより(変換ミスを訂正済み)。 それはさておき、hokusyuさんや私を決定的に批判しようと思えば、その最も有効な手段はホロコースト研究に依拠してわれわれを批判すること、なんですね。われわれの言っていることが…

後ろ弾

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080812/p3#c sayok 2008/08/17 22:47 (中略) >CloseToTheWall あなたはここの他の人に比べるとだいぶましな反論をしてきますね。しかし、「優生学がもし学問的に正当なものとして認められるようになっていたとしても、ホ…

いまや真の賭け金が何であるかは明白となりました

一連のやりとりのなかで、一発芸を披露して去ってゆくだけの人々は除き比較的まとまった量のテクストを書いた2人の人物、すなわちHALTAN氏とSokalian氏のふたりがそろって、小沢健二を「ポル・ポト呼ばわり」した福耳先生を擁護した(こことここを参照)こと…

「調査報告 日本軍と阿片」(追記あり)

みなさんご存知のように、旧日本軍の阿片密売への関与などについての新資料が発見されたことを朝日新聞が報じました。 その1(魚拓) その2(魚拓) その3(魚拓) また中日新聞は同じく倉橋正直教授の研究として、「旧日本軍が中国東北部の旧満州国でアヘン…

「戦後は終わらない〜硫黄島・日米元兵士」

15日深夜(日付としては16日)に関西では関西テレビで放映されたドキュメンタリー、「戦後は終わらない〜硫黄島・日米元兵士」。硫黄島の戦いについては比較的文献も多く、なによりC・イーストウッドの二部作でより知られるようになっているので、戦闘のマク…

ごく簡単に

http://d.hatena.ne.jp/Sokalian/20080815/1218822748 自分では「分かってる」って言ってるけど、やはり「講義それ自体だけでなく、ブログでの反応まで含めて批判されてる」ってことが分かってないよね。前提が食い違ってんではどうしようもないなぁ。例えば…

首相談話ほか

ソースは朝日新聞夕刊。 福田首相。 私たちは今日の平和と繁栄が、戦争によってかけがえのない命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、ひとときも忘れることはありません。 河野衆院議長。 今日のわが国の平和と繁栄は、戦没者の方々…

「国ほめろ 嫌なら辞めろ」

朝日新聞8月15日朝刊、「五輪の裏 報道に鎖」より(原文のルビを省略)。 「ナショナリズムをうまくあおり、我が国をほめたたえる記事を書け」。ある全国紙の五輪担当記者は連日、デスクから言われた。「こんな報道でいいんですか」と反論すると叱責された。…

「あなたたちの尊い犠牲の上に」

昨日紹介した『地獄の日本兵』の「おわりに」より。 戦後、とりわけバブル景気華やかだったころ、数多くの戦友会によって頻繁に行われた慰霊祭の祭文に不思議に共通していた言葉がありました。 「あなた方の尊い犠牲の上に、今日の経済的繁栄があります。ど…

ハイビジョン特集「BC級戦犯 獄窓からの声」ほか

ハイビジョン特集「こうして村人は戦場へ行った〜滋賀県旧大郷村 徴兵記録〜」(8月12日放送) 旧大郷村の兵事資料がまとまって残されていた、というはなしは耳にしたことがあったのだが、その資料をもとにしたドキュメンタリー。旧大郷村兵事資料の値打ちは…

トリアージは包丁じゃないよ

福耳先生だってトリアージを「例え」に使ったわけではないと思うんだが。リソースの最適な配分が求められまた実行されることの“実例”として持ち出されたんだよね? hokusyuさんも「例」として持ち出されたと認識していて、それに対してもう一つの“実例”とし…

素晴らし過ぎる PartII

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080813/p1 fuku33先生のオザケン批判エントリ(http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070623/1182580528 http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070702)ですか? 今回初めて真面目に拝読させて頂きましたが(以前に斜め読みだけはさせ…

素晴らし過ぎる!

一連の騒動のなかで、もっとも心に響いたコメントの一つがこれです! 2008年08月13日 fuku33 小沢健二, 三宅秀道 わたくしが抱いた危惧やポルポトへの連想が妥当か、あるいは過剰かは、そもそもの批評対象である小沢氏の書いた論文ならびに童話と照らし合わ…

恐ろしい経営学者?

先日は相続税の廃止を主張するために、相続税の存続を支持する者を“ポル・ポト呼ばわり”した“恐ろしい英文学者”を紹介しましたが、もちろんこれは孤立した事例ではありません。小沢健二を“ポル・ポト呼ばわり”したひともいます。 http://d.hatena.ne.jp/fuku…