2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ロビイング」が問題なのか?

asahi.com 2009年3月30日 「報ステの古舘氏発言などに倫理違反勧告 土地改良区報道」 報ステと野中広務の戦いでは、ネット国士様はどちらに支援するのか…というのはさておき、いわゆる「差別利権」とは誰の問題なのだろうか? 部落解放同盟であれ朝鮮総連で…

確実なこと

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090320 ↑のメタブ、メタメタブなどもあわせて。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090321 「B29から原子爆弾が広島に向けて投下され、その爆弾が広島上空で予定通りに作…

「証言記録 兵士たちの戦争」東部ニューギニア編(追記あり)

3月28日 午後7:00〜午後7:43 「証言記録 兵士たちの戦争「東部ニューギニア 絶望の密林戦〜宇都宮239連隊〜」 太平洋戦争で他に例のない3年に及ぶ長い戦闘が続けられた東部ニューギニア戦線。補給が断絶し、飢餓と病に苦しみながら生き抜いた将兵17人…

案の定

でてきましたよ、「推定無罪の原則」が。id:negative_dialektik 氏から。 (…) 客観的な証拠により「合理的な疑いを容れない程度の証明」が出来ないのであれば、被告人は有罪にはすべきではありません。これは刑事訴訟法の大原則である「無罪推定原則」です…

他山の石

「真珠湾攻撃はルーズベルトの陰謀」だとか「日中戦争は中国の(あるいは中共の)謀略」だといったはなしだって別に一から十までデタラメからできているわけではなく、むしろそれ自体としては史実であるものを文脈から切り離して過大な意味づけをする(ある…

その軽々しさだけは勘弁してほしい

ドイツやフランスのようにホロコーストの否定を法で禁じている国々においても、もちろんそれが「言論の自由」という重要な原則に抵触するのではないかという主張は存在する。否定論の禁止を(積極的にであれ消極的にであれ)支持する者だってそうした疑義が…

「超兵器」って言いたいだけやろ

あまりにもバカバカしいのだが、はしゃぎっぷりがあまりにみっともないので。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090322/p1 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://obiekt.seesaa.net/article/115525087.html 私が白燐弾を問題にす…

“単に「知らないから勉強します」”はなぜ「知的に極めて真っ当」ではないか

http://d.hatena.ne.jp/nagonagu/comment?date=20090323#c cf. http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/nagonagu/20090323%231237780327 まず重要な点として、このエントリ以降の negative_dialektik氏の振る舞いはとても“単に「知らないから勉…

『いのちの戦場―アルジェリア1959』

3月23日の朝日新聞(大阪本社)夕刊芸能欄にアルジェリア独立戦争を描いた仏映画『いのちの戦場―アルジェリア1959』(フローラン・エミリオ・シリ監督)が紹介されている(3月6日の毎日新聞でも簡単に紹介されている:魚拓)。 アルジェリア戦争はその賛否を…

おやまあ

なんとも言えない奇観を呈してまいりました。 http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20090321 はてなスターをご覧ください。否定弁証法(アドルノ)とツンデルが並んでます! http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20090324/genri おなじくはてなスターをご覧くだ…

これじゃあ「正論原理主義」と言われるのもしかたないような気がしてきた

http://d.hatena.ne.jp/negative_dialektik/20090309/1236910539 http://d.hatena.ne.jp/ika18/20090321 あたりから派生した件について。私は村上春樹のエルサレム賞受賞(およびスピーチ)問題については言及しないという選択をしたので、ここへとたどり着…

うん、そうだね

ぼくのほうの想像力が欠けているんだろうか。 (http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20090321/ianfu) 正解だと思いますよ。裁判官がこんな人間ばっかりだったら、この世に強姦罪で有罪になる被告人はほとんど存在しないだろうなぁ。 まあ「しらばっくれてるだ…

『百人斬り裁判から南京へ』より

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090104/p2#c1237217718 右派が政治的に利用しようとした訴訟(いわゆる「百人斬り訴訟」)に負けた後でなお「両少尉は国際法違反の殺人などしていない」と言い張る以上、原告代理人である稲田朋美が書いた『百人斬り裁判から…

これはひどい

http://d.hatena.ne.jp/negative_dialektik/20090319/1237441294「無知」に居直るなら教科書を鵜呑みにしておけばよいのに。「その研究自体が禁圧されるようなことがあってはならない」なんてことはそれなりのリソースを割く覚悟がある人間が言ってこそ意味…

ノモンハン事件(ハルハ河戦争)、モンゴルで見直し

3月19日の朝日新聞(大阪本社)国際面に「モンゴル・満州国境のノモンハン事件70年 民族二分 残るしこり」と題する記事が掲載されている。昨日18日の時事通信は8月にモンゴルで70周年記念行事が行なわれること、モンゴルがロシアのメドベージェフ大統領の出…

『落日燃ゆ』

「テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル」なんだそうだが、はっきり言っていま再ドラマ化する価値があるとはまったく思えなかった。エンドクレジットが終わるとお決まりの「このドラマはフィクションです」というエクスキューズが出ているけど、フィク…

空襲直後のミナミの写真、発見

24年ぶりにみつかったカーネル・サンダース人形に続き大阪・戎橋にちなんだ話題。 asahi.com 2009年3月13日 「ミナミの大空襲被災写真 枚方の民家から未公開24枚」(魚拓) 64年前の3月13日夜、大阪の中心部がB29戦略爆撃機から投下された焼夷(し…

『文藝春秋』4月号

半藤一利・福田和也・秦郁彦・別宮暖朗・北村稔・林思雲、「教科書が教えない昭和史――あの戦争は侵略だったのか」、『文藝春秋』、4月号 メンツを見れば流れがほぼ予測できる。立ち読みしてみたけど実際、予想通りだった。 しかしもういい加減「教科書が…」…

『キムはなぜ裁かれたのか』

内海愛子、『キムはなぜ裁かれたのか 朝鮮人BC戦犯の軌跡』、朝日新聞出版 3月8日(日)に再放送されたETV特集「シリーズBC級戦犯(1) 韓国・朝鮮人戦犯の悲劇」のエンドクレジットの冒頭に「資料提供」として著者の内海氏の名前があるが、内容的にも重…

「先の大戦」は「勝者の側から」のみ語られてきたか?

MSN産経ニュース 2009.3.9 「【主張】東京大空襲 「勝者の罪」も検証しよう」(魚拓) (前略) 戦争はいつの時代も、勝者の側から見た歴史だけが語られがちである。だが、敗者の側から“勝者の戦争犯罪”を検証することも大切である。 そうだろうか? 戦勝国…

21世紀の「進歩的文化人」

『WiLL』の4月号はまだ未見なのですが、西尾幹二センセイがブログでさわりを紹介して下さっています。 同時に私たちがこれから相手として戦わなければならない今の時代の典型的な「進歩的文化人」は、半藤一利、保阪正康、北岡伸一、五百旗頭眞、秦郁彦の諸…

『WiLL』2月号、3月号より

秦郁彦、「陰謀史観のトリックを暴く」、『WiLL』、2009年2月号 古荘光一、「「秦郁彦論文」の欺瞞」、『WiLL』、2009年3月号 秦氏は田母神「論文」についてあちこちでコメントしているわけだが、「陰謀史観のトリックを暴く」にはちょっとした趣向がありま…

『皇軍兵士の日常生活』

一ノ瀬俊也、『皇軍兵士の日常生活』、講談社現代新書 帯の惹句は「軍隊という格差社会をどう生きたのか? 徴兵・手当・食事から死亡通知まで」。興味深いのは「はじめに」で語られている本書執筆の動機の一つに、「丸山真男をひっぱたきたい」があげられて…

「「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」

秦郁彦・西尾幹二、「重鎮・直接対決! 捨て身の問題提起か、ただの目立ちたがりか 「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」、『諸君!』、2009年4月号まあもちろん「決着」などある意味ではすでについているし、別の意味ではこの対談でつくわけではないのです…

『諸君!』も休刊へ

asahi.com 2009年3月3日8 「創刊40年「諸君!」休刊へ 部数低迷」(魚拓) 保守系の代表的なオピニオン誌である月刊「諸君!」の休刊を、発行元の文芸春秋が決めた。5月1日発売の6月号が最終号になる。 (中略) 日本雑誌協会によると、08年9月30…

公開講演「廃墟の中の大学」

一昨日は西本願寺派のはなしでしたが、今度は大谷派の話題です。ちなみにうちは浄土宗なので浄土真宗のまわし者ではありません(^^; 大谷大学真宗総合研究所 大谷大学史資料室 公開講演会 2009年 3月6日 16:10〜18:00 講題 「廃墟の中の大学:沖縄戦後・反抗…