2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「被爆ろうあ者が手話で証言 広島の講演会で」(朝日新聞、6月28日夕刊) 髪の毛がごそっと抜け、発熱が続いた。母はヨモギを煎(せん)じた薬を飲ませてくれた。当時は母を通じてしか社会との接点はなく、しばらくは近くのガスタンクが爆発したものだと思い…
参考 http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20080525 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080126/p2#c また、「軍の指揮命令権は住民には及ばない」というのが沖縄戦での「集団自決」に関する軍の責任を否定する論者のロジックである、ということも念頭におく…
本日6月23日は第32軍の牛島司令官と長参謀長が自決し「組織的な戦闘」が終わった日であるとして、「沖縄慰霊の日」とされています。といってもこれは軍レベルでの指揮系統が失われたということであって、連隊などの部隊単位での組織的な抵抗が終わるまでには…
笠原十九司、『「百人斬り競争」と南京事件 史実の解明から歴史対話へ』、大月書店 先ほど買い物に出た時に買って帰ったばかりですが。 目次 はじめに 第一章 「百人斬り競争」を生み出した戦争社会 第二章 「百人斬り競争」の傍証−−日本刀と軍国美談と国民 …
長谷川亮一、『「皇国史観」という問題―十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策』、白澤社(発売:現代書館) 昆野伸幸、『近代日本の国体論―〈皇国史観〉再考』、ぺりかん社 前者はしばらく前に入手して全体の5分の2くらいまでは読んでいるの…
すでにいくつかのブログで取りあげられてますが、こちらでも紹介しておきます。 敗戦後、慰安婦を看護婦に 旧軍の命令、文書で初確認 第2次大戦での日本の敗戦直後、旧海軍が日本人慰安婦を、軍病院の補助的な看護婦として雇用するよう命じた通達が19日ま…
映画『靖国』については現時点で取材対象者、被写体となった人物が李監督なり映画会社なりを訴えるという事態にはなっていない。という事実のみをもってして「なにが問題なの?」「当事者が訴訟起こしてないのに代理であれこれいうなんてそれどこのクサレサ…
当ブログの読者の方にはおなじみの永井和・京都大学教授が昨年末に北京大学で行なわれた国際シンポジウム「第2回 北京と京都──中日をつなぐ知の架橋」での発表原稿をご自身のHPで公表しておられます。 「盧溝橋事件70周年によせて―日中戦争から世界戦争へ…
3月24日づけのエントリにhattoriさんからコメントをいただいてますが、コメントの容量制限を超えているので表示されません。あしからず。天聴クンのブログは最近閑古鳥が鳴いているようなので、そちらでコメントしたら喜ばれるかもしれません(^^;
判決全文はこちら(PDF)。 イ 放送事業者が番組を制作し,これを放送する場合には,放送事業者は,自ら,あるいは,制作に協力を依頼した関係業者(以下「制作業者」という。)と共に,取材によって放送に使用される可能性のある素材を広く収集した上で,自…
うちは朝日新聞などというブルジョワ新聞を購読しているので(タイガースファンだから讀賣は論外)知らなかったのだが、Arisanさん経由で毎日新聞(うちには勧誘しにきたことが一度もない!)の連載「平和をたずねて」に「快楽としての戦争」という章がある…
「放送と人権等権利に関する委員会」(以下BRC)は、VAWW-NET(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)対NHKの損害賠償請求訴訟の高裁判決についてのNHKの報道(「ニュースウオッチ9」)について、VAWW-NETの共同代表西野留美子、東海林路得子両氏からの…
asahi.com 2008年06月04 朝鮮有事の密約「存在しない」 政府否定 町村官房長官は4日午後の記者会見で、朝鮮半島有事の際に米国が在日米軍基地を日本側と事前協議せずに使用できることを記した日米間の密約「朝鮮有事議事録」が見つかったことについて、「事…
AFPBB News 豪軍イラク撤退開始、ラッド首相「派兵の根拠はすべて誤り」オーストラリアのラッド首相が「イラクへの軍派遣を正当化するために用いられた主張はすべて誤りであった」と議会で演説したことを伝えるニュースだが、その末尾に。 一方、オーストラ…
録画しておいた5月30日(31日未明)放送のドキュメンタリースペシャル、「証言 集団自決〜語り継ぐ沖縄戦」をみました。登場する生存者の多くが最近刊行された『証言 沖縄「集団自決」−−慶良間諸島で何が起きたか』(謝花直美、岩波新書)の証言者と重なって…
昨日行なわれたレスター・テニー氏の講演会、いってまいりました。内容については、主催者がなんらかのかたちで発表するかもしれませんのでいま・ここでは詳しくご紹介しませんが(公表の予定がない、とわかったら考えます)、テニー氏が自身の体験をどのよ…