2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日(29日)の朝日新聞夕刊に、民間の戦災傷害者を取りあげたドキュメンタリー映画、『おみすてになるのですか』が10月2日から大阪市十三の第七芸術劇場で上映される、という紹介記事があった。ネット版にはまだ載っていないようなので他をあたってみると、…
吉沢南、『私たちの中のアジアの戦争 仏領インドシナの「日本人」』、有志社 今年の5月に出た本だが、当初は1986年に朝日選書として刊行されたもの。著者は2001年に亡くなっているので、再刊にあたって加筆されているといったことはない。約四半世紀前の文献…
実家でとっている毎日新聞で見たニュースですが、ネットではいまのところ日本語の報道を確認できていません。 BBC NEWS, "Holocaust denier Irving in Poland for Hitler tour" Telegraph.co.uk, "David Irving claims Poland should be 'grateful' for his …
本書では過去にこのブログでとりあげた事例もいくつかとりあげられている。例えば「武士道裁判」について、当時の新聞にも「武士道裁判」という表現が「デカデカと」出ていたけれども裁判の争点との関連は薄く、「私は裁判記録を読んで、中村さん〔中村孝也…
半藤一利・秦郁彦・保阪正康・井上亮、『「BC級裁判」を読む』、日本経済新聞出版社 この本が日経から出ている(ベースになった連載も日経紙上)というのは少なからぬ意義をもつと思うし広く読まれることを祈りたいが、他方で異論を唱えたいところももちろん…
半藤一利・秦郁彦・保阪正康・井上亮、『「BC級裁判」を読む』、日本経済新聞出版社 21世紀の「進歩的文化人」(by 西尾幹二センセ)トリオと日経新聞の井上亮氏(「富田メモ」報道のひと)によるBC級戦犯裁判論。裁かれた事件の類型ごとに章を分けて(序章…
『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』の第10話で「刀じゃ効率が悪すぎる。(中略)日本刀の刃は骨に当たれば欠けるし、3、4人も斬ったら役立たずになる」「決めつけが過ぎるよ、平野君。(中略)剣士の技量、刀の出来、そして精神の強固さ、この3つが高い…
http://synodos.livedoor.biz/archives/1517375.html 以前にも書いたと思うけど、「もし日本政府がだんまりを決め込んでいたらかくかくしかじかという具合にうまく事が運んだ」ってのを誰か説明してくれよ。
マイクル・シャーマーの『なぜ人はニセ科学を信じるのか』(早川文庫、I・II、原題は Why People Believe Weired Things)は疑似科学批判の入門書としてよく読まれている本で、しかも批判対象の中に歴史修正主義(ホロコースト否定論)が含められているとい…
毎日jp 2010年9月8日 「原口総務相:A級戦犯の合祀手続き検証へ、省内に検討会」(魚拓) この問題については以前エントリを書いたはず、と思って確認したらちょうど4年前の今日だった。 原口一博総務相は7日、靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)される過…
先日、東京裁判の判決文から南京事件に関する事実認定の一部を引用したが、それに関連して和訳に疑問のある箇所があるのでメモ。 城外の人々は、城内のものよりもややましであつた。南京から二百中國里(約六十六マイル)以内のすべての部落は、だいたい同じ…
戸高一成編、『[証言録]海軍反省会』、PHP 参考:http://www.nhk.or.jp/special/onair/090809.html 一般の読者にとって決して読みやすい本ではない。どんなに理路整然と話すように見える(聞こえる)人のはなしでも、それをそのまま活字にすると妙なところ…
http://togetter.com/li/46923 大学生がぽろっと自分のカンニングについてネットでつぶやいてしまうことと、アカポスもってる研究者(特に人文・社会系の)が公然と歴史修正主義やレイシズムを容認してしまうこととを比較するなら、言うまでもなく後者の方が…
asahi.com 2010年9月2日 「旧日本軍遺棄の化学兵器、廃棄始まる 中国・南京」 【南京(中国江蘇省)=奥寺淳】旧日本軍が中国に放置した毒ガスなどの遺棄化学兵器を廃棄する作業が1日、中国江蘇省南京で始まった。中国国内に約40万発あるとされる遺棄化学…
関東大震災時の朝鮮人虐殺について、国会ではどのような議論がなされてきたかを調べていてたまたま発見。1990年(平成02年)06月01日参議院内閣委員会での発言。
2000年(平成12年)04月27日参議院外交・防衛委員会でのやりとり。首都圏の防災を考える際に一番の危険因子はほかならぬ都知事閣下であらせられる、という件について。強調は引用者。