戦時性暴力
「河野談話」について知っておくべきたった六つのこと(三分で読めるよ!) 台湾における「慰安婦」の強制連行 無責任きわまりない「河野談話撤回」論者たち 「完全否定」なんてブチあげていいの? 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな…
昨年は(いまも、ですが)図書館の利用も制約を受けたのでチェックするのが遅れていたのですが、『世界』(岩波書店)の2019年8月号から始まっていた佐藤純氏(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)の連載「慰安婦がいた時代――新資料とともに改めてた…
従来の歴史修正主義者の主張と比べて新味があるわけではなく、ただただ「ハーバード大教授」という肩書で右派の大きな期待を集めているラムザイヤーについて、Fight For Justice のオンライン・セミナーが開催されます。 fightforjustice.info
-沖縄タイムス 2021年1月7日 旧日本軍の司令部に「慰安婦」 沖縄大学の研究員、裏付ける資料を新たに発見 第32軍司令部の留守名簿に軍「慰安婦」と見られる女性が「特殊軍属」として記載されていたことが明らかになった、という今年はじめのニュースです。ち…
本日、来年度から使用される中学校教科書の検定結果が公表されました。「つくる会」が先月、結果の公表前に自由社歴史教科書の不合格を発表したことで注目されていた検定結果です。 -産経新聞 2020年3月24日 「「従軍慰安婦」の呼称復活 中学校教科書検定 自…
wam アクティブ・ミュージアム女たちの戦争と平和資料館の公式サイトにおいて、「日本軍慰安所マップ」が公開されました。マップだけでなく日本軍「慰安所」についてのイントロダクションと根拠資料も付属する力作です。 また、同じく wam のサイトで公開さ…
年末でサービスを停止するはてなグループで運営されていた「従軍慰安婦問題を論じる」のミラーサイトが立ち上がった旨、id:kmiura さんよりお知らせをいただきました。ミラーサイトはこちらになります。永井和さんという専門家のご指導をいただきつつ市民が…
皆さんすでにご承知のとおり、映画『主戦場』の出演者のうちテキサス親父、ケント・ギルバート、藤岡信勝、藤木俊一(テキサス親父の中の人)、山本優美子の各氏がミキ・デザキ監督に対する民事訴訟を起こしました(訴状)。「Youtube の動画を無断で使用」…
主要エントリリストを記した記事のコメント欄に興味深いコメントをカーツウェルさんから頂戴したのですが、議論には不向きな場所だったのでこちらに転載させていただいたうえでお答えしたいと思います。 従軍慰安婦の待遇のうち、外出の自由について、以下の…
まあ池田信夫になにかを期待する方がアホですが。こんな駄文を書いております。 -アゴラ 2019年08月18日 「日本はなぜ慰安婦問題で韓国に敗北したのか」 「なぜ」って日本に勝ち目があると思ってたのかよとか、そもそも勝ち負けじゃないだろとか、基本的な発…
先日ご紹介した山岡鉄秀に加えて、ケント・ギルバートが『正論』の6月号で負け惜しみを書いています。とるに足らない内容ですが、「性奴隷の定義がどんどん勝手に広げられていく」と「かつてのGHQの「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」のよ…
主として『朝日新聞』の英語版記事にいちゃもんをつけるというかたちで歴史修正主義運動に関わっている山岡鉄秀が、『Hanada』の6月号で映画『主戦場』への泣き言を言っています。 この映画で紹介されるのはすでに既知の主張ばかりですから山岡の“自称反論”…
元朝日新聞記者の植村隆氏が櫻井よしこ氏を訴えていた民事訴訟の判決が、去る11月9日に札幌地裁で言い渡されました。結果はみなさんご承知の通りで植村氏の請求が棄却されましたが、一審の結果がどうであれ実質的な決着の場が札幌高裁になるであろうことは、…
2014年8月以降、『読売新聞』が非常に浅ましい『朝日新聞』バッシングに加担してきたことはみなさんご承知のとおりです。その汚いやり口については、当ブログでもその一例を紹介しておきました。 さてその後、3つの右派グループが『朝日』を相手に起こした…
ご承知の通り、外務審議官時代に国連女子差別撤廃委員会で「朝日の捏造」説をぶち上げた杉山晋輔が駐米大使になっています。赴任に先立ち『産経新聞』のインタビューを受けた杉山新大使は次のように発言しています。 米国でもいろいろなところに慰安婦像が建…
チャンネル桜が主導する「朝日新聞を糺す国民会議」が『朝日新聞』に対して起こしていた訴訟は一審原告敗訴、今年の9月末に控訴審でも原告敗訴の判決が下っていたわけですが、その後どうなったのか久しぶりにサイトを覗いてみたら、上告せずに敗訴判決が確定…
相変わらず「吉田証言」の一点突破全面展開的発想で大阪市長が愚行を繰り広げている今日このごろですが、「強制連行」を巡ってはもう一つ「強制されたというなら兵隊さんや従軍看護婦だって同じだ」という否定論があります。軍がつくった「慰安所」の規定で…
国連の拷問禁止委員会が2015年末の日韓「合意」について、内容が不十分だとして韓国政府に対し見直しを「勧告」した件。読売新聞や産経新聞も「見直し」を「勧告」したという見出しで報じています。 YOMIURI ONLINE 2017年05月13日 「慰安婦巡る日韓合意、見…
日本では商業ベースでの上映などおよそ実現しそうにない映画『鬼郷』に対して歴史修正主義者が難癖をつけていることについては、すでに法華狼さんが紹介しておられる。 http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20160216/1455694424 産経新聞はというと、予想を…
日本政府が国連女性差別撤廃委員会の対日審査の場で「強制連行」を否定するらしい、という報道に対して2月1日に記事を書いたわけですが、報道通りに2007年のインチキ閣議決定を盾に「強制連行」を否定した外務省の杉山審議官は「なお、「性奴隷」といった表…
東京なので私は参加できませんが。 http://fightforjustice.info/?p=4161 日韓「合意」と日本の「慰安婦」問題認識――忘却のための「解決」は許されない 日時:2016年2月27日(土)13:30〜17:15(開場=13:00) 会場:韓国YMCA地下ホール・スペースY 参加費:…
安倍首相がことあるごとに自らの大手柄のように吹聴する07年の「閣議決定」(=辻元清美議員の質問主意書に対する答弁書)ですが、その欺瞞については以下のエントリをご参照ください。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20150806/p1 http://d.hatena.ne.jp/Ape…
空疎な「戦後70年安倍談話」、世界文化遺産とユネスコ記憶遺産をめぐる醜態、地方自治体レベルでは強制連行被害者追悼碑などに対する反動的な企て……といかにも安倍内閣を選んだ日本社会に“ふさわしい”戦後70年目の一年は、まるでダメ押しのような恥ずべき知…
関西にお住いの方にしか役に立たない情報ですみませんが。 明日10月31日、下記要領にて永井和・京都大学教授と渡辺美奈・wam事務局長による講演会が行われます。 日時:2015年10月31日 13:30〜 会場:PLP会館大会議室(JR天満駅・地下鉄扇町駅徒歩5分)
47NEWS 2015/08/30 韓国、慰安婦問題で「行動」を 70年談話受け 元慰安婦の賠償請求権問題で、解決に向けた措置を韓国政府が講じなかったのは違憲とした憲法裁判所の判断から30日で4年となったことを受けた論評。 安倍首相は「法の支配」が−−正確には「…
河野官房長官談話後に発見された日本軍「慰安婦」関連公文書等を公開しました 2007年に第一次安倍内閣が辻元清美議員の質問主意書に対して閣議決定した答弁書の「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」という主張が孕んで…
法華狼さんがすでに言及されている件です。 ヴェトナム戦争時の韓国軍「慰安所」についての記事を『週刊文春』に書いた TBS の元ワシントン支局長は取材のきっかけが「ある外交関係者」からの耳打ちであり、「韓国に加害者の側面があることが分かれば、慰安…
2016年度から使用される中学校の教科書に対する文科省の検定結果が昨日発表されました。 検定基準に「政府見解がある場合はそれに基づいた記述」などが加えられたことで注目されていた検定ですが、文科省は政府見解とは異なる記述を加えさせているようです。…
産経ニュース 2015.3.29 「韓国軍が慰安所設置」 ベトナム戦争時 米公文書に記述 戦時性暴力に対して普遍的な視点から考えている人間にとっては、新たな史料の発掘は歓迎すべきことです。しかし産経新聞やその支持者にとって、「慰安婦」問題の「本質」とは…
日本政府が吉見義明先生にご出馬願って申し入れをして貰えばいいんじゃないだろうか? 札付きの歴史修正主義者たちの要請なんて一蹴されるだろうけど、アメリカの歴史学者もまさか吉見さんの言うことであれば無視はできないだろうし。