後ろ弾

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080812/p3#c

sayok 2008/08/17 22:47
(中略)
>CloseToTheWall
あなたはここの他の人に比べるとだいぶましな反論をしてきますね。しかし、「優生学がもし学問的に正当なものとして認められるようになっていたとしても、ホロコーストは批判されなければならないんです。」というあなたの主張は私には到底認めることができません。もし仮に今、優生学が正当であって全人類の繁栄のためには倫理に目をつむってでもホロコーストが不可欠であるという結論が出たとするならば、それはトリアージと同様に「正しい」と私は認めます。私たちは今ここにいるからホロコーストを批判できるのです。当時、優生学の正当性、そしてホロコーストの正当性を信じていた人間にホロコーストを批判することなど不可能です。逆にいえば、ホロコーストを批判するには優生学の正当性、そしてホロコーストの目的の倫理的正当性および手段の合目的性をどうにかして反証するしかありえないというのが私の主張です。それ以外の方法であなたはどうやってホロコーストを批判できるのですか?聞かせてください。

ティーヴン・J・グールドの本を紹介してくださってありがとうございます。彼の本はすべて読む価値があると思いますが、たくさんあってどれを次に読むか迷っていたところです。

強調は引用者。ちなみに『人間の測り間違い』を紹介されて感謝しているこの彼は、「科学哲学のセミプロ」を自称してました(爆) 読んでないのはまだしも思いつきもしなかったのかよ!