21年夏「戦争」関連番組感想
オリンピック中継に埋もれつつ、この夏もNHKを中心にアジア・太平洋戦争関連の番組がいくつか放送され、一部をのぞいて録画・視聴しました。あいかわらず被害体験中心の番組が大半でしたが、そのなかでも「“玉砕”の島を生きて〜テニアン島 日本人移民の記録〜」は「集団自決」に対する軍の深い関与を訴える証言がとりあげられていました。
9月2日に再放送予定です。
加害の側面に関して突出していたのはやはり「感染症に斃れた日本軍兵士 マラリア知られざる日米の攻防」、特に後半でしょう。
多数の兵士が戦病死したこともある意味では日本「軍」による加害と言えるでしょうが、後半では先日ご紹介したばかりのインドネシアにおけるワクチン禍がとりあげられ、『世界』8月号に寄稿されていた倉沢愛子さんも登場しました。こちらのインタビューでも倉沢さんがこの問題について触れています。
テレビではなく新聞記事では8月最後の日の今日、朝日新聞DIGITALによい記事が載っていました。
「(インタビュー)満蒙開拓の「真実」 満蒙開拓平和記念館館長・寺沢秀文さん」というタイトルでも同じ内容のものが公開されています。