「歴史家」の大安売り

米歴史家が 慰安婦=性奴隷宣伝の嘘を告発『これは歴史に対する冒涜です!』」という動画を見かけたので「こもりんお気に入りのケヴィン・ドークみたいな奴を見つけてきたのかな?」と思って調べてみたんですが……。こんな人だそうです。

マックス・フォン・シュラー小林氏略歴(「日出処から」参照)
歴史研究家、ドイツ系アメリカ人、1974年岩国基地に米軍海兵隊として来日、
その後日本、韓国で活動。退役後、国際キリスト教大学、警備会社、役者、
コメンテーターとして日本で活動。たかじんのそこまで言って委員会などにも出演している。
現在は結婚式牧師。
(http://true-history.jugem.jp/?eid=10)

これ、この人物に好意的なブログでの紹介ですからね。いやなに、「現在は結婚式牧師」だからといって「歴史家」足り得ないわけじゃないですよ。アマチュアによる学問的な業績ってものはそれなりにあるわけで。しかしこの紹介では彼が一体何を以て「歴史家」と呼ばれるに値するのかがさっぱりわからないわけです。好意的な紹介においてそうであるということは、つまり彼を「歴史家」足らしめている実績なんて何一つないのだと判断せざるを得ません。お前ら、こんなのでいいのか?
なお上記の動画の紹介文には "U.S. historians, comfort women = sex slaves propaganda "This is blasphemy to the history!" とあるのですが、ひょっとしてマックス・フォン・シュラー小林氏は分身の術でも使えるのでしょうか?