コミンテルンの次はドイツだそうで
戦前の日本を主体性のかけらもない無能国家として描く自虐史観本がまた一冊登場したようです。「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」にかんそうぶんが載ってます。
南京陥落の提灯行列の影で、当時、報じられなかった第二次上海事変における日本の戦死傷者は41942名(うち戦死は10076名)にものぼる。ちなみに中国側の戦死傷は333500名。
この数字が、どれほどの死闘であるかは旅順攻防戦での犠牲59408(戦死傷)と比べてみても分かる。
いやノモンハンの犠牲が18942,漢口作戦が31486と比較しても、ダントツの犠牲の夥しさだ。
この背後にドイツの新鋭武器とドイツ式の陸軍作戦をたたき込まれて蒋介石軍の精鋭部隊が存在し、指導していたのはドイツ人将校団だった。
ドイツは日独伊三国同盟を結びながら、他方ではシナ方面で蒋介石の背後で軍事指導をしていたのだ。ヒトラーのドイツは中国の市場に目がくらみ、とりわけドイツが欲しがったタングステンが狙いだった。
日本が中国大陸の資源や市場に目を付けると「生命線」で、ドイツだと「目がくらみ」ですかw
そのため日本軍の予測される進路に要塞、トーチカを築かせた。揚子江沿岸には機雷を敷設し、砲台をおき、機関銃網を構築するよう進言した。これらトーチカ群は「ヒンデンンブルグ・ライン」と呼ばれた。
そのような敵情も知らずに日本軍は上海上陸作戦をおこなった。
愛国者なら「そのような敵情も知らず」に戦線を拡大した軍人、政治家の責任を追及するものだと思うが。