米兵、「家庭での居場所失う」不安

今日(3日)の朝日新聞(大阪本社)朝刊に「米兵 深まる心の傷」と題する記事が掲載されている。戦場体験に起因するPTSDももちろんとりあげられているのだが、興味深いのは次のような指摘。

 (…)基地広報のハラデー中尉は「戦場で銃撃をしたり、仕掛け爆弾の危険にさらされたりするより、繰り返し派遣されることによって家族との関係が壊れることが、兵士の心に最も影響を与える」と話す。
 帰還兵が心の問題を抱える最大の原因は、長期間の派遣の間に、家庭での居場所を失うことだという。同基地はこの数年、帰還兵の心の問題に対応する専門家を増やし、現在は24時間体制で相談を受け付けている。

普通のサラリーマンの単身赴任が当たり前のこととして通用している日本ではそもそも問題として認知されることすら困難だろうなぁ、と。