最近の「マル激トーク・オン・ディマンド」より

当ブログ的にはむしろネタ提供者的存在の宮台真司がビデオジャーナリストの神保哲生とやっているネットテレビ、「マル激トーク・オン・ディマンド」。理由はよくわからないがある時期からローカル・ディスクへの保存がうまくいかないことが増えて、スルーしちゃうことが多くなったんですが。最新の第383回は土井香苗弁護士(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)をゲストに「われわれはどれぐらい本当の中国を知っているのか?」。

 史上最大規模の五輪を開催するほどの国力を持ちながら、中国はいまだ監視国家としての顔を色濃く持っている。新聞やテレビはおろか、インターネットに至るまで、中国国民が触れることのできる情報源は、例外なく国家の厳しい監視下にあり、コントロールを受けている。また、海外メディアの取材にも、依然として厳しい制約が課せられている。
 五輪開催を目前に控えた7月29日、米国のブッシュ大統領は、中国の人権活動家5人と会い「中国の指導者に、人権や宗教の自由は否定されるべきではないという米国の立場をはっきり伝える」と約束をした。この強い言葉の背景には、五輪を機に人権問題が改善されることを期待した国際社会の期待が、裏切られている実情があると、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗氏は語る。
(後略)
http://www.videonews.com/on-demand/381390/001362.php#profile_link


また少し前の第380回では PartI、PartII のゲストに VAWW-NET代理人だった日隅一雄弁護士を迎え、「NHK裁判とマスゴミ問題」と題して。「本来は政治家のメディアへの介入が問題だったはずなのに、期待権が問題の焦点であるかのようになってしまったのではないか」という質問(大意)に対して、日隅弁護士も「どのような訴訟にするかということは VAWW-NET 側ともずいぶん話しあったが、他に手段がないので」(大意)と返答していた。また高裁判決についても「ちゃんと読んでもらえれば、編集権にきちんと配慮した判決だということがわかったはず」(大意)、と。