2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

1人では……、1人でも……

もう先週のニュースですが。 中日新聞 2015年6月22日 「1人でも戦争に反対しろ」 大本営作戦部長、親族に 敗戦時の参謀本部作戦部長だった宮崎周一の敗戦後の様子が姪の証言により紹介されています。 興味深かったのは「戦争とは大河の濁流のようなものだ。…

安保法制について

あれだけの犠牲者を内外に出した歴然たる侵略戦争と数々の戦争犯罪をろくに反省せずむしろ公然と美化・正当化する勢力を徹底的に周辺化するどころか、むしろ国の中枢にそうした勢力が居座るのを許してしまうような国家が積極的に海外派兵しようとすることの…

6月14日 NHK スペシャル「沖縄戦 全記録」

今晩放送される NHK スペシャル「沖縄戦 全記録」 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0614/index.html 籾井体制下でどのような番組がつくられるのかをチェックする、という意味でも見逃せないですね。

「書いていないことへの批判」

……と言えば全部片付くと思っているらしい人がいますが、ある論者が「書いていないこと」が(1)その論者にとって当然に知りうることであり、(2)もしそのことを考慮に入れていればその論者の主張が修正や撤回を余儀なくされるはず、という場合には「◯◯に触れて…

『ニュルンベルク裁判』

アンネッテ・ヴァインケ、『ニュルンベルク裁判 ナチ・ドイツはどのように裁かれたのか』、中公新書、2015年4月 本格的な研究書ではなく入門書。なので国際軍事法廷についての部分は、ある程度予備知識のある人々にとってそれほど目新しい情報を含んでいない…

語るに落ちちゃった人

先日、「きれいなヘイト」認定されておかんむりだった木村幹・神戸大学教授。 https://twitter.com/dogu_fm/status/603267761322610688 https://twitter.com/kankimura/status/603560832836833280 https://twitter.com/kankimura/status/603563636066361344 …

『朝鮮王公族』

新庄道彦氏の『朝鮮王公族』(中公新書、2015年3月)を読了。植民地支配が生んだ存在が朝鮮王公族だが、私も含めて大方の日本人はせいぜい梨本宮方子の婚姻を思い浮かべるくらいの知識しかないのではなかろうか。 本書は大韓帝国サイド(あるいは王公族の)…

日本の右派にとっての「天安門事件」とは何か

さすがに昨日言及するのは憚られたので1日待ちました。09年に書いたエントリを紹介させていただきます。 南京事件否定論の論法を天安門事件に応用すると…… 「米軍慰安婦」とか「韓国軍慰安婦」について右派が言っていることについても同様なパスティーシュが…