どんな顔で頼みに行ったのだろうか

朝日新聞(大阪本社)夕刊の連載「ニッポン 人・脈・記」が昨日(15日)から「お殿様はいま」といういやらしい章にはいっているのだが、そこに次のようなエピソードが記されている。会津松平家の第13代当主、松平保定(もりさだ)氏(83)が職場を定年退職後、「人柄を見込まれ」て「靖国神社宮司に」という打診があった。辞退したが重ねての要請。3ヶ月考えて最終的に断った。

薩長がまつられ、賊軍とされた会津の戦死者がまつられていないのに、会津人としてお受けするわけにはまいりません」

ちなみにA級戦犯の合祀に踏み切った松平永芳宮司越前松平家の末裔。一方の当事者の証言の断片的な引用を鵜呑みにするわけにはいかないけれども、もし本当であればどのような意図で打診したのか、非常に興味深い。かつての「賊軍」を「英霊」として統合しようという野心的な目論見があったのか、それとも単に無神経だったのか・・・。


追記:記事が asahi.com にもアップされてました。 「ならぬ事はならぬ 会津魂」(魚拓

国連人権理事会、ガザ紛争についての報告書

【9月16日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)の調査団は15日、前年末から今年初めのイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での軍事作戦に関する報告書を公表した。報告書はイスラエルパレスチナ双方を「戦争犯罪」を行ったと糾弾しているが、特に、イスラエル側の過度な軍事行動を厳しく非難している。


 報告書は、イスラエルガザ地区への攻撃において国際人道法に違反したと批判。イスラエル軍のガザ侵攻へのきっかけとなったパレスチナ武装組織によるイスラエル南部へのロケット攻撃に関しても、戦争犯罪に相当し、「人道に対する罪」の可能性もあると指摘している。
(後略)

イスラエルハマスの反応は・・・

 イスラエル政府はただちに、報告書は「一方的な内容」だと非難する声明を出した。イスラエル外務省は、「わが国は国際法に完全に則った行動をとっている」とした上で、報告書が指摘する「軍の不正行為」を精査する方針を示した。


 ガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスHamas)も、報告書を「政治的で偏りがある」と非難している。
(後略)

国連人権理事会のプレスリリースはこちら。報告書全文はこちらにPDFファイルへのリンクがあります。。