「新聞と戦争」(追記あり)
3月31日朝日新聞夕刊より。
かつて日本が満州事変から日中戦争、太平洋戦争の敗戦へと到った道の途中で、新聞はなぜ戦争を止められず、逆に戦争協力の深みに入っていったのか――。新たに掘り起こした事実や元記者らからの聴き取り、国内外の取材によって、多角的に検証します。(後略)
来週から週5日、1年間夕刊に連載とのこと。
同じ紙面には「戦時下の植民地 様相伝える」という見出しで、朝日新聞外地版(1935年から45年まで)がゆまに書房から復刻されることが報じられている。5月下旬から刊行とのこと。
4月2日から「新聞と戦争」の連載開始。まずは「それぞれの8・15」と題して「玉音放送」前後の回想。8月15日の午後、東京本社で編集局部長会議が開かれたが、以降の編集方針については「まあだんだんに変えていくことにしようじゃないか」という細川隆元の発言が賛同を得たとされている点が印象に残った(4月3日掲載分より)。要するに「様子を見よう」とした、ということであろう。