ブクマコメントに答える

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080625/p1

2008年06月30日 zzz029 「一体なにをもって…だったことは間違いがない。」相手の根拠の無い決めつけに対して、同じ事をやってみせる事でたしなめる意図なんだろうけど。

違います>たしなめる意図。発生した戦争犯罪の規模においてはっきり違うし、また捕虜殺害にしたって「いったん投降させた敵兵を組織的に、多数殺害する」ような事例はWWIIの米軍にはありません。

2008年06月26日 API 歴史認識, 沖縄, 戦争 いやまあ反戦の人達と話したって分かり合えないだろが正直ゲリラ戦のどこが悪いわけ?相手に勝つためなら原爆だって使った戦争ですよ。あと中国側の歴史を支持しそして日本が憎いのであれば中国人になってください。

ゲリラ戦が悪い、と言ってるのはまずもって南京事件否定論者なんだけど? で、問題は「ゲリラ戦」でなにを護ろうとしたか、ですな。そういう全体像のなかにこの記事を位置づけて読まねばならない、と言っておいたはずなんだが。
あと、原爆を容認するあんたこそ日本が憎いんじゃないの? アメリカ人になりたいのかな?

2008年06月26日 Tamansky 考えてるからこそ「その是非はともかく」って書いてんだけどね。そこを飛ばして「普通」に食いつかれても。有事の際にはどこの国でもこのようなことが起こりうるってことを直視した上でじゃないと無意味なんじゃね?

そもそも「国内での防衛戦になれば世の東西を問わず普通の展開」ってのが間違ってるわけで。近代以降どの戦場も沖縄とかスターリングラードみたいだったと思ったら大間違い。あなたこそ歴史を「直視」したら? それに「是非はともかく」って判断停止でしょ? その他、「ゲリラ戦? そんなの普通じゃん」派のひとには次の madashan氏のコメントにしっかり答えてもらいたい。

2008年06月25日 madashan 20世紀, 戦争, 歴史, 国家暴力 総力戦としての徹底抗戦はパルチザン戦争とは異なる概念なんじゃないのかしら。/それは措いとくとしても、なんで国家の統制下なんかでゲリラ戦しなきゃいけねえんだよ、という疑問はわくね。

さらに詳しくはこちらでの madashan氏のコメントを参照。

2008年06月25日 fuldagap 歴史, 戦争 逆に警察が組織として住民の投降阻止に当たったということは、第32軍が住民を意のままに「殺せる」状況ではなかったんだなあと思ったんけど、これはまずい考えなのだろうか。追記:エントリ書いた

「まずい考え」という以前に意味が分からない。「意のままに「殺せる」」ってどういう意味? 誰か「沖縄の第32軍は意のままに非戦闘員を殺害した」って主張してるの? 「第32軍が」というのは第32軍の司令部が、ってこと? それとも第32軍隷下の各部隊も含めて、ってこと? 「警察が組織として住民の投降阻止に当たった」としたらそういう状況ではなかったことになる、ってのはどういう論理ですか? 非戦闘員を法的手続き抜きで処刑した例なら現にあるんだけど?
で、「エントリ書いた」とのことなので。

ただ、特に去年の秋口、沖縄で大規模な教科書検定に関する抗議集会が開催されるなど、「集団自決」問題が広く関心を集めた際にわたしが気になったことは、「軍の関与」の「軍」とは何を指すのだろうと言うことである。大本営なのか、第32軍か、軍隷下の師団か、旅団か、個々の将兵か。

「あと集団自決って軍の関与0か100かなの?」と書いたひとが書いたとは思えない。なぜどれか一つのレベルに限定されねばならないのか? 「集団自決」への軍の関与を指摘する論者の著作なり論文なりを実際に読んでみればわかるが、いろんなレベルでの、いろんな形での関与(強制)が重層的にあったとされてるんだけど。それじゃダメなんですか?

……って言う話じゃないんだろうなあ、沖縄の機微は、と、沖縄戦についてはマスコミ報道と八原大佐の回顧録みたいなもんしか読んだことのないわたしでも思うわけですよ。

じゃあ一体どういう話だ、とお考えなのだろうか?

うーん、軍の関与、めちゃくちゃさ、までは自然と理解できる。では強制性ってなんなんだろう。

「集団自決」が愛国心の発露としての自発的なものだ、という主張を批判するために「強制性」が言われてるんですよ。
もちろん「自発的か、強制か」も「0か100か」のはなしじゃないですよ、自由意思についての議論をするなら。銃を頭に突きつけられて「自決しろ、さもなくば撃つ」と言われてる状況でも「自決するか、射殺されるか」を選ぶ「自由」はあるわけです。しかしそうだとすると、そうしたあからさまな「強制」がないから「自発的」だとも言えないわけで。
それから「自決」という表現のために分かりにくくなっているけれども「集団自決」というのは「家族殺し」としての側面がむしろ強いわけです。「強制」なしにそんなことが起こったと考えるなら…という点は tikani_nemuru_M氏の考察をご覧ください。


追記:blackseptemberさんのコメントで思いだした。言及し忘れてましたよ。そうか、「改変」されてたから見逃したのかな? もしブクマだけでなくダイアリも見ていたら、腐臭がぷんぷんしてるから、見逃すことはなかったんだが。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200806230303.html

2008年06月24日 API 歴史, 戦争, 史実 別に普通じゃね?ゲリラ戦ってそいういうもんなんですが。敵に投降させるなんてやらせないだろ普通。/第2次世界大戦において国際法を完全遵守していた国は一国もありません。ちなみに日本は脱退してたから関係なし。

「脱退」ってまさか国際連盟のはなしですか? ジュネーヴ条約(1929年)はたしかに「批准」はしなかったけど41年12月にはじまった太平洋戦争に際して「準用する」って約束した…ってことはおいたとしてもハーグ陸戦法規違反がゴロゴロあるんですが?
「敵に投降させるなんてやらせないだろ普通」? じゃあ近代国家どうしの戦争において、自国の非戦闘員が敵軍に投降するのを積極的に妨げた政府の事例をいっぱい紹介してもらえますかね?
「第2次世界大戦において国際法を完全遵守していた国は一国もありません」 だからどうした? 第一にこの朝日の報道も、報道されている林教授のコメントも、「日本軍は戦時国際法違反のゲリラ戦をやったからけしからん」と言ってるわけじゃなくて自国民の保護という観点から言って問題がある、ということなんですが? 第二には言うまでもなく、程度の差を無視した相対化というおなじみの手法ですな。