シベリア抑留に関する新資料
asahi.com 2009年7月24日 「旧ソ連抑留者70万人の新資料 ロシア国立軍事公文書館」(魚拓)
【モスクワ=副島英樹】第2次世界大戦後、シベリアなど旧ソ連に抑留された日本の軍人や軍属、民間人ら約70万人分を記録した新資料が、モスクワのロシア国立軍事公文書館に保管されていることが確認された。資料内容の提供方法を含めて日本政府はロシア側と調整を進めている。抑留者数や死者数など全体像の解明につながる可能性がある。
日本の厚生労働省によると、これまでロシア側から提供されてきた抑留者資料は、約47万人分の帰還者の個人資料と、計4万1千人分の死亡者名簿。これに対し、新資料はカードの形式で1人1枚ずつあり、氏名や生年月日、収容所の移動歴、死亡記録などの項目が記されている。
(中略)
今回の新資料は、厚労省の推定より抑留者数が10万人分以上多いことになるが、同一人物の情報が重複している可能性があり、厚労省は精査が必要だとしている。シベリア抑留者の数をめぐってはかつて米ソ間で論争もあったとされ、その意味でも新資料に期待する専門家もいる。
ロシア側からの資料提供は、91年のゴルバチョフ・ソ連大統領(当時)が訪日時に3万7千人分の死亡者名簿を提出して以来、断続的に続いている。
南京攻略戦に参加した部隊の戦闘詳報のうち、今日までに発見され研究者に資料として利用されているものがおよそ3分の1ほどに過ぎないこと、日本政府が南京攻略戦に関する資料を発掘し中国側に提供する努力などしたことがないことをふまえれば、公文書の保存と公開に関するかぎり日本はロシア(旧ソ連)にはるかに及ばない国であることを否定するのは容易ではないでしょう。国士様は血涙を流して事態改善のためにはたらきかけるべきではないでしょうか。NHKにデモかけてる場合じゃないっすよ。