ロシアがワイダ監督を叙勲

数日前のニュースですが。

 【モスクワ=副島英樹】ロシアのメドベージェフ大統領が、ポーランドの有名映画監督アンジェイ・ワイダ氏に友好勲章を贈る大統領令に署名した。大統領府が10日、明らかにした。同氏はソ連秘密警察によるポーランド人集団銃殺事件を映画「カティンの森」(2007年)で描いたが、ロシアでは劇場公開されないなど摩擦を生んでいた。事件から70年の節目での勲章授与は、両国関係の雪解けの反映とも言える。


 ロシア西部のカチンで第2次大戦初期の1940年、ソ連の捕虜となったポーランド人将校ら約2万2千人が殺害され、ワイダ氏の父親も犠牲となった。この事件はポーランドに強い反ロシア感情を根付かせたが、70周年の今年4月、プーチン首相がポーランド首相を招いて初の追悼式典を開くなど和解への動きを見せ、メドベージェフ大統領も捜査資料のポーランド側への提供を進め、スターリン体制の批判も明確にしていた。


 ワイダ氏は4月の追悼式典に参加し、映画「カティンの森」も同月初めてロシアでテレビ放映されるなど、両国関係は改善の基調にある。

「特定日本人」の人びとからすればなんとも自虐的な措置ということになりましょう。