植民地支配も人災です

http://d.hatena.ne.jp/demian/20100814/p1
松尾氏の本は未読なのであしからず。
経済(学)がらみの話題をネットで追っていると人権とか環境といったイシューについてのシニシズムを見出すことがちょくちょくあります。つい最近もこんなこと言った国会議員がいました。
http://blog.guts-kaneko.com/2010/08/post_534.php
なるほど、“不況は人を殺す”でしょう。そして不況に「人災」としての側面があるなら、亡くなっていたかもしれない人を助けることもできるでしょう。しかしそれが“いま1万人を助けるために50年後に10万人が死ぬ”という取引ではないという保証――とは言わないまでも見込みがあるという確信をどうやって手に入れることができるか? 少なくとも環境問題についてシニシズムを丸出しにしている人間の発言からは無理です。
同様に、こんなことつぶやく人に“不況は人を殺すんです”とドヤ顔で言われても、いや植民地支配はたくさん人を殺しましたが? と返さざるを得ないですね。