疑似科学と歴史修正主義と陰謀論の共通点は?

Mochimasaさんの「ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA」というエントリに「疑似科学歴史修正主義への甘さは結局のところ主流派メディアにとって自己破壊的だと思うんだけどなぁ…。」というブコメをつけたのだが、ちょこっと補足。
実際、疑似科学歴史修正主義陰謀論にはまっている人をみるとたいていの場合「マスゴミ」批判もついてきますよね。わたしたちはありとあらゆることについて一次資料にまで遡って自ら調べるなんてことはできないから、科学や新聞をデフォルトでは信用してすませているわけです。そのことはもちろん、科学者やジャーナリストも間違いを犯しうることを常に念頭においておくとか、具体的に問題が指摘された場合に科学やジャーナリズムを疑うことと完全に両立します。しかし疑似科学とか歴史修正主義陰謀論のビリーバーさんというのはアカデミズムやジャーナリズムに対する健全な懐疑の域を超えて「アカデミズムやジャーナリズムは真実を隠蔽している」にまで達しちゃってるわけです。だからといって「感情的包摂」のためにアカデミズムやジャーナリズムが疑似科学等に甘い顔を見せるべき……なんてことになるはずがない。ネット媒体だから、なんてのも言い訳にならない。疑似科学歴史修正主義とはきっちり一線を画すジャーナリズムでなければ、「デフォルトでは信用する」こともできんじゃないですか。