アパグループ第3回「真の近現代史観」懸賞論文、受賞作決定
最近の某皇族ワナビーのツイートをきっかけに第2回の「真の近現代史観」懸賞論文のことなど思い出しておったわけですが、第3回の受賞作も決まっておったんですな。ひとさまのブクマ経由で知りました。
http://www.apa.co.jp/book_report3/index.html
今度の最優秀賞受賞者はチャンネル桜のキャスターということなんですが、受賞作をみると回を追うごとに“出力”が弱まってる感じですね。しかしそれは裏を返せば「一見して違和感を感じる人が少ない」ということでもありますから、より悪質と言えば言えます。題材となっている遺骨収集事業それ自体(事業のあり方は別として)には異を唱える人がまずいないであろうからなおさらです。まあゴマカシのタネは陳腐きわまりないものですけど。
私は「日本軍は侵略をした悪い人達。謝罪をしなければ」と言っている全ての人達にこの状態を見てもらいたい。そして問いたい。「この戦車にしがみついている首のないご遺骨を見ても、日本軍が悪かったと思いますか」と。「布団を体に巻いて戦車の下で爆死した十代の少年のご遺骨を見て、それでも謝罪談話を出すべきだと思いますか」と。
むしろこちらが「布団を体に巻いて戦車の下で爆死した十代の少年のご遺骨を見て、それでもなおあの戦争は間違っていなかったと思いますか」と問いたいですね。
それにしても、第2回の最優秀賞受賞作は第1回に比べて「論文」の体裁に近づいていましたが(なんと言っても註がついていましたから!)、今回はまた「感想文」に逆戻りです。こういうものを「論文」と呼ぶのは教育上悪いですね。日本の若者の知的水準を低下させようとする陰謀でしょうか。