主観的願望を客観的現実とすり替える伝統

  • NHK NEWSWeb 1月5日 「米国防長官「日本は周辺国と関係改善を」」

すでにいろんな人が言及していますが。

安倍総理大臣が靖国神社に参拝して以降、アメリカの閣僚の発言が明らかになったのは初めてですが、声明にはアメリカ政府の公式見解だった「失望」ということばが使われていないことなどから、日本に対して一定の配慮を示したという受け止めも出ています。

相手の考えていることがいくら自分にとって不都合であっても、とりあえず「相手が何を考えているか」はそのままに理解するのでなければ外交なんてできないわけですが。自分にとって都合のよい意向をアメリカのメッセージから勝手に読みとったあげく戦争に負けた、という歴史をすっかり忘れてしまっているようです。