木で鼻をくくるお手本

「四十人の名簿はロシア側のもので、日本側に従軍の記録はない」というのが日本政府の見解だそうで。45年の夏に焼いてしまったのか? あからさまにやる気がないな。


東京新聞 6月6日 北方少数民族 戦時徴用実態調査へ サハリンで今秋にも 政府に補償求め

太平洋戦争中に旧樺太(現ロシア・サハリン)で旧日本軍に徴用されながら日本政府が軍人恩給などを認めないウィルタやニブヒなど北方少数民族について、ウィルタ協会(北海道網走市)の田中了会長(77)は、今秋にもサハリンを訪問して本格的な現地調査に乗り出す方針を明らかにした。徴用の事実や死亡状況などを調べ、日本政府に戦後補償を求める考えだ。 
 徴用などを示す資料がないことが補償実現の大きな壁だったが、ロシア側が保管していた「名簿」が二〇〇〇年に確認され、補償を求める動きにはずみがついた。旧日本軍に徴用された北方少数民族のうち、戦後に旧ソ連軍事法廷でスパイ罪などに問われ有罪判決を受けた計四十人の名簿が同年、サハリン州政府に保管されていることが判明したのだ。シベリア送りにされた四十人のうち、少なくとも二十三人は同地で死亡していた。
(後略)