マイク・ホンダ議員が「韓国系ではなく、南北どちらかの朝鮮系」だという噂…

米下院で慰安婦決議案が可決されたということを知らずに「〔決議ではなく〕決議案ですよね?」などと発言してしまう人物をことさらとりあげるのは大人げないような気もするのだが…「南京の真実 情報交換掲示板」の「さるおかた」氏がまたしても仰天発言(スレッド128、発言[126]。否定派の思考が如何に内向きであるかを如実に示す事例なので。
マイク・ホンダ議員が「チャイニーズ系とか朝鮮系とか噂がありますが実際は何系ですか?」などとバカげたことをいうので次のように申しあげたわけです。

う〜ん…すでに可決された決議を「決議案」だと言い張ってみたり、「ホンダ」というファースト・ネームの中国系or韓国系アメリカ人がいると勘ぐってみたり、どうも「さるおかた」さんは世間が狭すぎるんじゃありませんか? 新聞くらい読みましょうよ。

するとこうかえってきました(強調引用者)。

ところでマイケルホンダが本名であり、日系人であることを証明してください。
彼の経歴は不明のはずですが?
それから韓国系ではなく、南北どちらかの朝鮮系という噂もあります

南京大虐殺に関しては「遭ったと主張する側が証明しろ」と常日頃主張しておきながら、自分が言い出した「噂」を否定する根拠はこちらに示せと要求するあつかましさはまあ、「こんなもんだろ」と受け流すこともできます。経歴不明の人物がアメリカの国会議員を務めているというマンガチックな想定もまあ笑ってすませましょう。しかしアジア系アメリカ人に関して「韓国系ではなく、南北どちらかの朝鮮系」などという「噂」が成立すると思えるところには、心から感嘆するとともに驚愕してしまいます。「南北どちらかの朝鮮系」などという分類は、いうまでもないことですが、在日朝鮮人にしかあてはまらないことです。英語でならどちらも Korean American ですからね。つまりこの「噂」はアメリカには金輪際ソースをもちえないヨタであるわけです(まあ改めて論証するまでもないことですが)。ネガティヴ・キャンペーンとしてこの種のガセネタを流す人々がレイシストであることは論をまたないとして、同時に彼らの思考がどうしようもなく「日本」という枠組みに縛られており寸分の自由もない、ということがよくわかりますね。