資料集『沖縄戦の全学徒隊』

琉球新報 2008年7月8日 「遺書に記す「生」への思い 全21学徒隊の資料集出版

ひめゆり平和祈念資料館(本村つる館長)は沖縄戦に動員された全21学徒隊の証言や遺書を初めて網羅した資料集「沖縄戦の全学徒隊」を7日までに出版した。(・・・)
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資料集にはこのほか生存した元学徒隊員の生々しい証言も収録している。元一中の男性は「絶対に捕虜になってはいかん」と言って友人に手榴(しゅりゅう)弾を渡して死に追いやった日本兵がその後、米兵に両手を挙げて投降した光景を見ながら「『畜生恥知らず奴が』とくやしさがこみあげてきた」と記した。
 また元沖縄師範鉄血勤皇隊の男性は憲兵が「慰安婦」の朝鮮人女性4、5人に対し、スパイ容疑をかけられた女性を銃剣で刺すよう命じ、女性が殺される光景を目撃し「今にして思えば、戦時の狂気であったとしか言いようがない」と記した。
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 同館資料集4として慰霊の日の6月23日付で2000部発行し、印刷原価の1200円で提供する。問い合わせは同資料館098(XXX)XXXX。

電話番号は一応伏字にしました。記事本文か、ひめゆり平和祈念資料館のHPをご参照ください。郵送での販売にも応じているとのことで私も一部注文してみました(別途送料が必要)。