次なるターゲットは関東大震災時の朝鮮人虐殺?

こんな本が出たそうです。
工藤美代子、『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』
SAPIO』に連載されていたとのことで、チェックを怠っていたことを後悔しています。版元のサイトなのに目次情報すらないのですが、連載時のタイトルは次のようなものでした(CiNii で調査)。
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第1章 大正十二年九月一日--無間地獄の帝都
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第2章 液状化する大正時代--朝鮮人激増
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第3章 「流言蜚語」というまやかし--自警団は「正当防衛」だった
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第4章 「襲来」報道を抑えた後藤新平の腹--戒厳令下の治安担当者たち
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第5章 揺るぎない前提として書かれた虚構--「戒厳令違法説」と「朝鮮人大虐殺」
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第6章 トリック数字がまかり通る謀略--「虐殺」人数の嘘
関東大震災朝鮮人虐殺」の真実 第7章 「Xデー」は摂政宮御成婚式--波状攻撃を画策したテロ集団の実態
各章が数回に分けて連載されています。
読んでもいないものを論評することは避けますが、確実に言えることがあります。版元サイトの紹介文にある「日本人という民族が「虐殺」というむごい行為をなしえただろうか」「新たな日韓関係の構築を目指す壮大な歴史ノンフィクション」といった文言は、歴史修正主義によって「日韓関係」を変えよう―負うべき責任などなかったことにしよう―という一連の目論みの一つとして本書が位置づけられていることを示しています。


ネットでこの連載がどのように受け止められていたかなど、ご存知の方がおられましたらご教示いただけると幸いです。