「事実であろうと、なかろうと」PartII

b:id:gouk 氏がブコメで好き勝手なことを書きまくっているので、一連の経過を時系列に添って整理し(ただし、同じ日の出来事間では前後関係について正確な記憶ないし記録がないので必ずしも順序通りではない)、不当な誹謗中傷に抗議することとする。
http://b.hatena.ne.jp/gouk/20100125
http://b.hatena.ne.jp/gouk/20100126
http://b.hatena.ne.jp/gouk/20100127

初めまして。

>前にも記事に書いたが、バターンの死の行進の監視の役割についていて、なけなしのきんぴらごぼうを捕虜に勧めたせいで(捕虜虐待の罪状で)処刑された日本の若い兵隊や

これは
http://d.hatena.ne.jp/gameover1001/20081018/1224343818
で書かれていた件ですね? 「戦後の日本人BC級戦犯の裁判記録」をお読みになったとのことですが、どの法廷で行われた裁判だったかご記憶でしょうか?
というのも、「ごぼうを食べさせて戦犯に」というエピソードについては以前に少し調べてみたのですが、「ゴボウを分け与えたせいで戦犯として死刑を言い渡された日本兵」という事例は確認できなかったからです。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20060828/p1
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20071227/p1
巣鴨法務委員会編の『戦犯裁判の実相』(復刻版)で米軍による横浜裁判、フィリピン裁判の記録をあたってみましたが、そもそも「バターン死の行進」に関連して訴追された兵士らしき事例は見当たりませんでした。「捕虜虐待」で訴追されているのはほとんどが捕虜収容所の職員です。そもそも「死の行軍」の過程での出来事について、元捕虜たちが加害者を特定できたというのは非常に考えにくいです。本間中将は第14軍の司令官でしたから特定可能ですし、収容所の職員は数ヶ月〜数年にわたって捕虜たちと接触しているので、捕虜の側も名前を覚えたりあだ名を付けるなどして個人を識別できたわけです。
さらに、横浜裁判に関しては判決に判決理由が記載されていないそうです(横浜弁護士会BC級戦犯横浜裁判調査研究特別委員会、『法廷の星条旗 BC級戦犯横浜裁判の記録』、37ページ)。日本本土の収容所に収容されていた元捕虜が、自分たちの受けた虐待の事例としてごぼうを食べさせられたことを訴えた、という事実があったことについては確かだと思われるのですが、判決理由がない以上その事例が虐待として認定されたのか、されたとして量刑にどの程度影響したのかは分からないわけです。「ごぼうを食べさせた」ことのみをもって訴追された戦犯は管見の限り存在しません。ですから、有罪になったケースの記録、例えば起訴状なり検察側の証書に「ごぼう」への言及があったとしても、そこから「ごぼうを食べさせたので有罪になった」とは即断できないわけです。
これに対して、判決理由のついた裁判記録が存在し、かつその判決理由で「ごぼうを食べさせた」ことのみが有罪の決め手となり、判決が死刑だったとすると、上述したような私の調査には不備があったことになります。というわけで、ご覧になったという「記録」についてご教示いただければ幸いです。

  • 同日、ガメ氏が次のように発言(引用にあたって行詰め。以下同じ)。コメントを掲載する意志がないことを知る。

載らないひと、っちゅうのは理由はひとつで日本のひとに特異なタイプではないかと思うが、他のところ、たとえばブックマークのコメントとかで思いきり失礼なブタ野郎コメントを書いておったくせに、ヘーキでコメントを書いてくるひとです。

あれ、多分、自分で自分がいかに失礼なクズ野郎か、わからないのだな。

これに該当するひとは、コメント、そもそも読んでねーよ。

まっすぐゴミ箱行きです。

ここ2、3日でいうとkoisuru_otoutoとApemanとかいうひとびとがそれに当たるのい。

わっしは真剣にわからんが、日本人は自分が無礼な口を利いておって、「自分の言うことに答えられないのか」とよく言うが、あれは文化的な習慣なのだろうか。それとも本人が頭が悪いだけかしら。

ともかく。

おめーらみたいな失礼なマヌケが書いたコメントを読むわけねーだろ。くだらねークソ日本語で礼儀のかけらもないよーなクソコメントを書いておいて、いまさらこたえてもらおうとかって、頭がいかれておるであろう。

アホかよ、それともおまえのチンコ頭では、自分だけはなにゆってもいいとおもってんのかボケ、と思料いたしましたので、あしからず。

  • 1月22日 エントリ「「ゴボウ伝説」再び」を書く。ここで用いられている最も厳しい表現は「靖国神社という極めてセンシティヴな話題について、こんなでたらめを放言するのはgameover1001氏の感覚では礼儀にかなった振る舞いなのだろうか?」「この手の矮小化にはもううんざりしてるんだよ」あたりだろうか。また同日のブコメにて「さらに言えば「七平メソッド」臭がプンプンするよね、あのブログ」と発言。
  • 1月23日 カマヤンさんのブログにコメント。「七平メソッド」の意味についても補足。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#c1264212341
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#c1264214217

ごぼう」なひとびとのほうは、ブログ、読みました。

ドマジメなだけのひとなのかも知れないので、簡単に書いておきます。

プライベートモードのいちばん最後に出ていたメッセージ

岩川隆「神を信ぜず」立風書房(文庫はダメ)「末尾参考図書」に挙がっていると思うよ。

あれは送ってもらえるんです。行かなくてもダイジョブ」

もし自分でとれなければ、わっしはBC級戦犯の資料がおいてあるところへ今年はなかなかいけないが、そこへ行ったら資料を送ってあげられると思う。

英語だが、読めるでしょう?

しかし、わっしはあなたがマジメなひとにしても、あの失礼なコメントはいやだな。

口元が汚い。

普通のひとには普通の生活があります。
(中略)
だから歴史問題が重要ではない、とゆっているのではなくて、ね。

それだけをやっている、というふうにはならないのです。

あなたは「歴史の専門家」だそうだが、あなたの口ぶりだと「歴史の専門家」以外は歴史を考えてはいけないことになる。

それが「日本の伝統だ。専門家にまかせなさい」とあなたは言いたいのかも知れないが、そーゆー考えは、わしらには苦笑する以外こたえようがない考え方です。

わしらの社会では「専門家」くらい信用がないものはないからな。

だから、まあ、時間がすごくかかることもあるが、仕方がない、と思ってください。

BC級戦犯で犯人の特定が難しかった、というのは、こういう話しをするときは言わない方がいいと思います。論点がうまくつかめない独学のひとだ、という印象を与えてしまうのね。

なぜかというと、それは「当たり前」のことで、そもそもBC級戦犯の問題は

「犯人を特定する気なんか初めからまったくなかった」ことにある。

どうやら、あなたがわしの大好きな「ぽんぴい」オヤジと同じで単にクソマジメなだけらしいと思えてきたので、ちょっと返答しておきます。

皮肉や嫌味でゆっているのではなくて、戦犯、のようなものは日本語と英語の資料の両方にあたったほうがよい、と思います。たとえば英文の資料だけにあたって書いた研究者の本は、日本人への無理解にみちみちていて、とても読めたものではないものも多いのです。

いうまでもなく「専門家にまかせなさい」なんてことは言っていない。

  • 1月25日 エントリ「これはまたみごとな馬脚ですね」をアップ。ここでは「インチキ野郎」と呼んでいる。
  • 同日 カマヤンさんのブログにコメント。「自家撞着」という評価を改めて表明。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#c1264384972

  • 同日 ガメ氏、カマヤンさんのブログにコメント。「わっしの感覚では、このApemanというひとは、やっぱりゴロツキだと思います」「ゆってることがデタラメを通り越していて、日本語が読めてもいないし、他人の好意というものが読み取れないでいるよーでもある」「わっしがむかし研究者として在籍したことのある大学の先生(たまたま歴史の先生、セイヨーシだが)の見立てでは「ただのゴロツキ。自分のブログを有名にするために、きみを利用しようとしているだけでしょう」ということだったので」「Apemanさんにとって致命的なことも含まれているので、事実関係そのものについては、ここにコメントとして書くわけにはいかない」等々の名言が飛び出す。しかし以前は「わしらの社会では「専門家」くらい信用がないものはないからな」と言ってたのに、私の評価を「大学の先生(たまたま歴史の先生、セイヨーシだが)」に聞くんだな(笑)

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20100123#c1264403228


あとはもう数が多すぎるので省略。25日以降はこっちも遠慮なくやらせてもらってる。
さて id:gouk 氏よ、以上の経緯を踏まえたとき、「誹謗中傷」だの「人格否定」だのをはじめたのはどちらだ? 質量両面でより「誹謗中傷」を吐いたのはどちらだ?
もう一つの論点については稿を改める。(←と書いたが、より本質的な論点にかかわるエントリの方を上にもってきたいので、ブクマ等ついていなかったことを幸いURLを変更した。)