「68年越しの卒業式」

去る3月16日(17日未明)に放送された NNN ドキュメント '14 の「68年越しの卒業式」を観ました。これ、2006年から取材を続けてたんですね。下記の内容紹介からもある程度うかがえる通り、元生徒らの思いの多様性もきちんと捉えられていました。こうして時間をかけてつくられた番組が日曜の深夜に放送される一方、ゴミのような番組が真っ昼間に、あるいはゴールデンタイムに放送されているんですからねぇ……。

太平洋戦争末期、国内有数の軍需産業都市だった広島県呉市鳥取県鳥取市鳥取高等家政女学校(現在の鳥取敬愛高校)から337人の女学生が学徒動員された。当時、親元から遠く離れた土地で、度重なる空襲におびえながら、日夜休みなく過酷な労働を強いられた女学生たち。その多くが卒業式に出席しておらず、卒業証書も受け取っていない。あれから68年を経た去年の10月、彼女たちの卒業式が鳥取敬愛高校で開かれた。同窓生との久しぶりの再会に涙する卒業生がいる一方で、100人以上の卒業生が音信不通、または欠席という返事だった。当時の卒業生、そして現在の生徒たち、それぞれの思いとは…戦後70年経っても傷痕は癒えない。
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