”経済関連特集がちょっと多いだけの『WiLL』”こと『Voice』

ワックとか展転社みたいなところが歴史修正主義と民族差別を商品としていることについては「まあそうでもしないと喰っていけないんだろうな」と思うわけですが、そう考えるといっそう罪が重いのが例えば PHP です。ここから出ている月刊誌『Voice』がどんな特集、総特集を組んできたのかちょっとご覧いただきましょう。まずは2016年。

ここでは歴史修正主義と民族蔑視がダイレクトに出ているものだけを選びましたが、2016年2月号、3月号の総力特集が「沈む世界 浮かぶ日本」「世界の自滅 日本の自立」なのも相当に恥ずかしいです。また連載陣には水間政憲の名前も。次に2015年。

ここでは特集、総力特集だけしかとりあげてませんが、それ以外にも「韓国は日本のストーカーだ ケント・ギルバートVS呉善花」(10月号)なんてのがふつーに載ってたりします。連載陣には水間政憲百田尚樹曽野綾子、石平らの名が。ついで2014年。

これ以外に12月号の「特集:総理、増税は無理です」には元谷外志雄とトニー/マラーノの対談が! アパとテキサス親父のコラボ! 連載陣には百田尚樹曽野綾子水間政憲小浜逸郎ら。ついで2013年。

連載陣には百田尚樹曽野綾子竹田恒泰ら。
これ以前の2012年にも「「反日」に負けない日本経済」とか「さらば、「反日」韓国」とか「崩れゆく世界、独り勝ちの日本」とか香ばしい総特集名がならびますが、まあこれくらいにしておきましょう。

扇動の度合いがちょっと控えめなだけで、特集の内容といい執筆陣といい『WiLL』と遜色ないことがお分かりいただけると思います。