85年目の12月13日

南京事件に関して「12月13日」を焦点化することは、それ以前に農村地帯で行われていた虐殺を後景化してしまうおそれがありますが、象徴となる日付を選ぶとすればこの日であろうというのもたしかです。

7月7日や9月18日と同様、日本のマスメディアは「中国で式典」報道しかしませんが、それすら数が減ってきたように感じます。定量的に調べたわけではないのでただの印象ですが、今年は「12月8日」についてさえ再放送でお茶を濁しているのが目立つように思います。防衛費倍増そのものを問う声はほとんど紹介されず、ただただ財源だけが論点であるかのような報道姿勢と無関係ではないように思えてなりません。